千葉県香取市 香取 薫さん

今から3年前のミレー店長早川の結婚式。引き出物として用意されたある特別な「お芋」があります。名前は、『香取薫さんの有機大和いも』。(関西地域では、いちょう芋やとろろ芋として知られています)「初めて食べた時、本当に感動してね。あの濃厚な味わいとコク、粘りは天下一品だよ!」と言葉に熱が入る早川。そこで今回は、大和芋が大好きな店長早川と共に、魅惑の大和芋が育つ香取さんの畑で、おいしさの舞台裏を探ってきました。驚きの「土」にご注目ください!

常識をくつがえす栽培方法

一般的な大和いもの栽培には、大変多くの農薬が使用されています。
5月から11月まで半年かけて土の中でゆっくりと育つため、病気や害虫による被害がとても多いのです。
ですが、香取さんはその常識をくつがえし、化学農薬や化学肥料を一切使用せず、有機JAS認証を取得した最高級の大和いもを育てています。

「土にこだわり、作物をよく知れば、農薬を使わなくても育てることができるんですよ」と香取さん。
試しに農薬を使わずに栽培した際、あまりにおいしい大和いもが出来たことから、有機栽培に切り替えることを決意。10年を経た今、香取さんの大和いもは、多くのお客さまに指名買いされるほどの人気ぶりです。
「普通の栽培方法と比べたら、収穫量は半分に減ってしまいました。形も良いとは言えません。でも、お客さまに安心でおいしいものをお届けしたい。ただそれだけです」と香取さん。

こだわりの炒り落花生でお馴染み。香取さんの畑を訪ねました(写真上)/ミレー早川店長の大好物!香取さんの大和芋で作ったとろろ(写真下)
草取りがおいしさのカギ
夏に撮影した、香取さんの大和芋畑の様子。この広大な畑を、手作業で草取りをしていきます。

除草剤も一切使わないため、夏は特に草取りに追われます。作物にとって雑草は大敵。味にかかわる大切な作業です。
驚くことに、草取りは全て手作業。
土の中の大和いもを傷つけないよう、照りつける太陽の下、25mプール1つ分の広さを約6時間ほどかけて丹念に草を取るといいます。
実際の畑の広さはこの約7倍。収穫を待ちわびているお客さまの期待を裏切らないためにも、香取さんは決して手を抜きません。
「天下一品!」と言われるおいしさの裏側には、丁寧な作業の積み重ねがあったのです。

おいしさの源は驚きの「土」!

香取さんの畑に一歩足を踏み入れた瞬間、まるで森の中を歩いているかようなふかふかとした柔らかい感触に驚きました。
これは、土が健康で生命力に溢れている何よりの証拠。
試しに、長さ150cmの細い棒を畑に差し込んでみると、ススっと棒が入り、最後には棒全体が土に埋まってしまいました。
普通の畑では考えられない柔らかさに、そこにいたスタッフ全員が唖然。
おいしさの源となる「土」への徹底したこだわりを目の当たりにした瞬間でした。

こんなに長い棒が、ご覧の通り簡単に土の中に納まってしまいました。実験係は、早川店長です。
まるでお餅のよう!力強い粘りと旨み

昨年の5月から香取さんが大切に育ててきた大和いもは、土の中での熟成期間を経て、今まさに旬を迎えています。他に類をみない粘り強さと、濃厚な味わいをもつ大和いも。ぜひ一度、この力強い味わいをご賞味くださいませ。

取材者:米久保 和美
年月日:2009年1月30日

 
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