ミ)
ごぼうの種はいつ頃蒔くんですか?
石)
4月中旬です。これは「柳川理想」という品種なんですが、食味がよくてとても美味しいごぼうなんです。うちでは6センチ間隔に植えていきます。種の間隔を空ければそれだけ太いごぼうが土の中で育つんです。今はシーダーテープというのがあって、そこに種が等間隔にならんでいて、そのテープ(土に溶けるもの)を伸ばしていけば種まきができるので、昔に比べたらラクになったようですよ。
ミ)
へえ~、便利なものがあるんですね。ところで収穫はいつ頃から始まっているのですか?
石)
まだ始まったばかりです。8月頃のごぼうは白くてまだあまり大きくなっていないので、手で簡単に抜けるんですよ。試しにそいつを食べてみたんです。でもごぼうの匂いがなくて、物足りない感じでした。やっぱり土の中でしっかり育っていかないとダメですね。
ミ)
これから寒くなっていきますけど、霜にやられても大丈夫なんですか?
石)
大丈夫です。このまま2月頃まで土の中でまだまだ太く成長していきます。でも暖かくなってくると、トウがたって花を咲かせてしまうので、その前に全部掘りあげて、その後は乾燥しないように専用のビニールの袋に入れて冷蔵庫で保存します。
ミ)
ごぼう作りはどんなことが大変ですか?
石)
草取りかなあ。ちょうど春に植えるから、成長する時期が、草が生える時期と重なるので、草取りが大変です。それと根が育つ前に葉っぱが虫にやられてしまうと、ごぼうの成長も止まってしまうんですよ。そういうのも苦労の一つかなあ。
ミ)
根菜は根っこだけが大きく成長すればいいのかと思いがちだったのですが、以前、根菜も植物なんだから葉っぱがないと光合成もできなくなり成長が止まってしまう・・・と、農家さんから聞いて、根菜も葉が重要なんだなあと思いました。
石)
今年は何だか虫が多いんですよ。元々ごぼうは連作できない作物なので、一度作ったら、4~5年は同じ畑でごぼうを作ることはできません。うちはごぼうだけでも4反歩作っているので、それを連作せずにあちこちの畑で場所を変えるなど、植える前にもいろいろ計画を立てていかなければなりません。
ミ)
この畑はごぼうを植える前には何を植えていたのですか?
石)
ここは最近では、春人参を作って、その後に緑肥の牧草を蒔いて、それから秋採りの大根を植えて、その後またライ麦などを蒔いて、それからからごぼうの種を蒔きました。
ミ)
おかげさま農場の皆さんはときどき麦を畑に蒔いていらっしゃいますよね。センチュウ(害虫)の対策になったり緑肥になったりするとお聞きしました。
石)
そうですね。でも今年はセンチュウがとても多く、先が二股に分かれていたり成長が止まってしまったりするごぼうが多いんです。麦の根が地中に長く伸びていくといろんな微生物が作用してセンチュウ対策になると言われているのですが、ごぼうは4月には種まきをするので、早くに麦をすきこんだせいか麦の根の生育が充分ではなかったんだと思います。
ミ)
畑の作物を輪作していろいろ作っていくのは、まるでパズルのようですね。でも天候や虫の害などがあるから、なかなか予定通りに行かないこともあるんですよね。
石)
そうですね。それにオレはまだ5年しか農業をやっていないから、まだまだわからないことだらけなんですよ。おかげさま農場の先輩達にいろいろ教えてもらいながらやっています。
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ごぼう掘り機の爪はこんなに大きくて、どんどん掘り起こしていきます。

ごぼう掘り機が進むと、後ろにごぼうが掘り起こされます。

石上さんが、掘り起こされたごぼうをどんどん拾っていきます。

掘りたてのごぼうです。

ごぼう作りは草取りが大変だそうです。また葉っぱが虫に食べられてしまうだけで、根の成長も止まってしまうそうです。

あっという間にごぼうが掘り起こされました。
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