さつまいも いよいよ収穫 甘くてほくほく
前回、おかげさま農場の田谷さんの畑にお邪魔したのは今年の4月のこと。畑に植えられている野菜は、ちょうどみんな収穫された後だったので、里芋やごぼうの貯蔵庫の様子を見学させていただきました。そして、ハウスの中では、これから植えられるさつまいもの苗がすくすくと育っていました。その苗が畑で大きく育っていよいよ収穫の時期を迎えたということで、半年ぶりにお邪魔することになりました。
大栄町の田谷 栄一さんのさつまいも畑にやってきました。

 

ミレー風子)
こんにちは~。あの時、ハウスの中で畑に植えられるのを待っていたさつまいもの苗たちが畑でこんなに育って大きくなったのですね。いよいよ収穫だということで、またいろいろお話聞かせてくださいね~。

田谷)
今年最初のさつまいもはお盆があけて8月20日にまず掘ってみたんだよ。それから順番に毎日少しずつ掘っているんだけどね、今年は天候がよかったからだいぶ甘いみたいだね。

ミ)
あの時のさつまいもの苗はいつ頃、畑に植えたのですか?

田)
これはベニアズマなんだけど、5月中旬に畑に植えたものなんだよ。さつまいもの生育はだいたい100日間と言われているからね。ちょうどお盆開けに最初の芋が掘れるんだよ。

ミ)
さつまいも掘りと聞いて、私は小学校の頃の芋掘り遠足みたいな気持ちで長靴を持ってきたのですが、鍬やスコップで1本ずつ掘るというわけではないんですね。

田)
うちは収穫や種まきに関しては俺ひとりでやっているからね、こんな広い畑を手でなんか掘っていられないよ。みんな機械に任せて収穫していくんだよ。

ミ)
これが芋掘り機なんですね。いきなりこれで掘っていくのですか?

田)
いきなり掘るんじゃなくて、最初はつる刈り機で芋のつるだけを刈っていくんだよ。それから黒いマルチをはがすんだ。その後にこの芋掘り機をかけていくと自動的に土を掘り起こしながら、芋を取り出し、ベルトコンベアで上まで芋を上げてくれるんだ。運転しながら、あとは上がってきた芋を後ろに積んであるコンテナに並べていけばいいんだよ。

ミ)
苗を定植するときに敷いてあった黒いマルチですよね。このマルチは収穫まで敷いたままなのですか?

田)
そうだよ。余分な草が生えてこないようにという意味もあるけれど、さつまいもは地温が高い方が美味しくできると言われているのでね、温熱効果の高い黒いマルチをずっと敷いたままで栽培するんだよ。

説明のとおりに田谷さんが芋掘り機をかけていくと、美味しそうなさつまいもが土の中からごろごろと掘りあげられてきて田谷さんはそれをコンテナの中に次々に並べていき、あっという間にコンテナがさつまいもで満杯になりました。

 

 

生産物:さつまいも
生産地:千葉県香取郡大栄町

 

田谷栄一さん
大栄町の田谷栄一さんのさつまいも畑にやってきました。

 

田谷さんの畑
さつまいもの畑はとても広く、手作業で掘るのは無理です。

 

いも掘りの機械
これがいも堀り機です。掘ってもさつまいもは傷がつかないそうです。

 

いも掘り機で掘り進む。
最初は、つる刈り機でつるだけを刈って、その後にさつまいもを掘り起こすそうです。

 

いも掘り機でどんどんさつまいもを掘り上げていきます。

 

ミ)
すごい!これが芋掘り機の威力なんですね。どんどんさつまいもが掘りあげられていきますね。

田)
袋詰めなどはパートさんにもやってもらっているけれど、こうした作業は1人で手でやっているととても終わらないんだよ。だからうちではずっとこの機械を使っている。人参や里芋なんかもこれで収穫できるんだよ。今の機械はよくできていて野菜に傷もつかないんだ。

ミ)
掘るタイミングはどうやって見分けるのですか?

田)
植えた時期から数えた日数だね。それに収穫時期が近づくと葉が黄色くなってくるよ。ただ均一に芋が大きくなってくれるわけではないんだ。まだ小さいからと掘るのを待っていたら、他の部分がどんどん大きく育っていっちゃってたりと、大きさがバラバラなんだよね。それはしょうがないんだけどさ。

ミ)
機械はさすがに早いし力持ちですね。このまますぐ出荷できるのですか?

田)
ツルごとにつながっているから、1つ1つバラバラにしていくんだよ。それに、さつまいもの表面に毛がついているでしょ?これはさつまいもの根っこなんだけど、それをざっと取って、土付きのまま、洗わないで袋詰めしていくんだよ。

ミ)
掘りたてはやっぱり美味しいでしょうね。

田)
本当はね、掘ってから少し時間がたったものの方が美味しいと言われているんだ。でも掘りたても水分がたっぷり含まれていて、また格別の味だね。

ミ)
この畑にはどんな堆肥を使っているのですか?

田)
馬糞、豚糞、籾殻などを合わせて作った堆肥だよ。さつまいもの前にはこの畑では人参を作っていたんだ。人参って肥料食いの野菜だから、人参の後の土って、さつまいもには良すぎるくらいのいい土なんだよ。

 

 

掘りあがっていくさつまいも
鮮やかな色のさつまいもが、どんどん掘りあがってきます。

 

機械を操る田谷さん
機械を操って畑を進んで行く田谷さんです。

 

さつまいもが一杯のカゴ
かごが、さつまいもで一杯になってきました。

 

さつまいもの根
さつまいもの表面の毛(根っこ)を取り、土は付いたままで出荷します。

 

今年も甘くてほくほくです。どうぞお召し上がりください。

 

ミ)
さつまいもの葉がけっこう虫に食われていますが、今年は特に虫が多いのですか?

田)
いやあ、毎年こんなもんだよ。何も薬をかけてないから虫が葉を食べちゃうんだ。ちょうど夏を越してからの収穫でしょ?だから葉っぱの虫食いはすごいんだよね。

ミ)
さつまいもの芋自体にはあまり虫食いの跡がないので、さつまいもって丈夫で虫にやられにくい野菜かと思っていたのですが・・・。

田)
もう少し涼しくなると自然に虫はいなくなっちゃうんだけど、今年はまだ暑い日もあるから・・・。無農薬だと暑いうちは虫に食われても仕方ないと分かってはいるけど、いざ葉を全部食べられてしまったら大変なんだよ。葉がなくなっちゃうと今度は土の中の芋が芽を出しちゃうんだよ。不思議なもんだねえ・・・・。

ミ)
葉がなくなって危機感を感じた芋たちが、新しい種を保存しようとして芽を出すのでしょうかねえ・・・?野菜のそういう反応って本当に不思議なものですね。

田)
どっちにしてもこのまま畑にずっと置いておくわけではないから、霜がおりる11月中旬までには全部掘りあげて、来年用のものは室(むろ:野菜の貯蔵庫)に貯蔵するんだよ。

ミ)
私はさつまいもが大好きなので、秋になるのを楽しみに待っていました。夏野菜はもう充分食べたので、早くお芋が食べたいなと思っていたんですよ。収穫しているところも見せていただけてすごく楽しかったです。どうもありがとうございました。最後にミレーのお客様にも何か一言、お願いします。

田)
俺の顔なんかいいから、さつまいもを美味しそうに撮ってよ。今年はすごく甘くてホクホクしていて美味しいんだからさ。ぜひたくさん食べて欲しいと思うよ。

畑から掘りたてのさつまいもを分けていただいて店に帰った風子はその日のうちにスタッフと一緒にお芋を蒸してさっそく食べてみました。ホント、甘くて美味しいんですよ!!こんなに甘いなんて、このさつまいもは本当にすごいね~とみんなで感動してしまいました。

みなさんもぜひお試しくださいね~

取材:2005年9月20日

 

 

作業中の田谷さん
堆肥は、馬糞や籾殻など自然のものを使っています。

 

虫食いの葉っぱ
無農薬のため、さつまいもの葉っぱは虫食いだらけです。

 

収穫したさつまいも
今年も甘くてほくほくです。

 

出荷直前のさつまいも
出荷前のさつまいもは、根っこが取り去られてきれいです。ぜひお召し上がりください。

 

 
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