旬の味 四季の味 佐藤芳明さん
成田市(旧大栄町)にある桜田権現という権現様の向かいにある佐藤さんのお宅へ取材に伺うのは1年ぶりのこと。佐藤さんは、おかげさま農場のメンバーの一人で、今年も美味しいカブやレタスをたくさん作ってくれています。
成田市の佐藤芳明さんにお話を伺いました。カブとレタスがおいしそう。

 

ミレー風子)
こんにちは~。お久しぶりですね。今回はカブとレタスの取材です。よろしくお願いします。

佐藤)
久しぶりだね。昨年の取材は小松菜だったよね。今、あの畑にはトンネルをかけてカブを植えてあるよ。

ミ)
このハウスの中にあるカブは、いつ頃に種を蒔いたのですか?

佐)
これは秋蒔きのカブで12月10日に蒔いたものだよ。このハウスのカブは、もうそろそろ出荷も終わりなんだ。

ミ)
1棟のハウスでどのくらいのカブが採れるのですか?

佐)
今、うちはカブの出荷は重さではなく個数を単位にしていてね、だいたい5~6個で1束にして、例年だったら1000束くらいできるんだけどね。今年は寒くて成育が遅かったので700束くらいしかできなかったよ。だからあまり豊作とは言えない年だったね。

ミ)
冬に作る場合は、害虫の被害などは少ないのでしょうか?

佐)
実は今年はヨトウ虫がけっこう発生してしまってね、ヨトウ虫はカブの芽の茎の部分を食べてしまうんだ。食べられてしまうとそれ以上育たなくなってしまうから、収穫量にも影響するし、カブの列に隙間ができちゃうんだよ。

ミ)
秋蒔きということは春蒔きのカブもあるということでしょうか?

佐)
そうだよ。春と言っても2月1日頃だけどね、春になったらカブも成長が早くなってくるから、露地のカブも4月20日頃からはもう出荷できる予定なんだ。

ミ)
じゃあ、今の時期はハウスと露地の両方でカブを栽培しているということなんですね。

佐)
そうだよ。野菜が途切れることのないように、先を見越して寒いうちに種を蒔いておくんだ。暖かくなってから蒔いても春に食べる分には間に合わないからね。

ミ)
でも露地栽培で、まだ寒い時期に種を蒔くと、霜が心配ですね。

佐)
だからトンネルをかけているんだよ。もう少し温かくなったらトンネルも外すけど、遅霜が心配だったから今日はまだかけてあるんだ。

 

 

生産物:カブ、レタス
生産地:千葉県成田市

 

佐藤芳明さん
成田市の佐藤芳明さんにお話を伺いました。

 

ハウスの中
ハウスの中ではカブが元気に育っています。

 

カブ
今年は収穫量が少し減ってしまったそうです。

 

丸々としたカブ
それでも丸々としていて、とてもおいしそうなカブです。

 

カブもレタスは寒さと霜に気をつけて育てています。

 

ミ)
こっちのハウスではレタスも作っていらっしゃるのですね。

佐)
このレタスは、加温しているハウスの中で1月10日に種を蒔いて、さらにトンネルをかけて苗を育てたものなんだ。それを2月末になってから、マルチとトンネルをかけたハウスの中に定植させたんだよ。

ミ)
レタスも寒さに弱い野菜なんですよね。

佐)
レタスは小さくて巻いていないうちだったら寒さにも強いんだよ。だけどハウスの中で巻き始めるまで大きく育てたレタスは、寒い時期にハウスから出すと霜にやられてしまうんだ。だからこの時期のレタスは、出荷までハウスから出さずに育てるんだよ。

ミ)
このレタスはいつ頃出荷予定なのですか?

佐)
これは4月中旬かな。1月に蒔いたものは成長途中で春にかかるから、11月に蒔いたレタスより成長が早いんだよ。だいたい3ヶ月くらいで出荷できるかな。

ミ)
種を蒔いた時期で成育の早さが違うなんて面白いですね。それにしても葉がすごくピンっとしていて、元気そうなレタスですね~。

佐)
今の時期はまだあまり虫もいないけど、これから暖かくなって葉が巻いてくると、中に虫が入ったりして、作業もいろいろ大変になってくるんだよ。

ミ)
作付けには順番も決まっているのでしょうか?

佐)
ほうれん草、カブ、レタスの順番で作っていくんだ。ひとつの作物を作り終わるたびにハウスの中に堆肥をいれていくんだよ。

ミ)
堆肥はどんなものをお使いなのですか?

佐)
堆肥は自分で作っているんだけど、野菜くず、雑草、豚糞、籾殻などを混ぜ合わせて、2~3年くらい発酵させたものを使っているよ。家畜の糞はじっくりと発酵させなければいい堆肥にならないからね。肥料はおかげさま農場指定の有機肥料を入れているよ。

 

 

トンネル
寒い時期はトンネル(写真)で野菜を覆います。

 

トンネルをめくる佐藤さん
トンネルで覆うことで霜から野菜を守ることができます。

 

レタス
カブ以外にもレタスがハウスの中で育っています。

 

レタスのアップ
暖かくなるとレタスの中に虫が入ったりして、作業が大変になるそうです。

 

菜の花
菜の花が咲いていて、すっかり春です。

 

旬の味が一番です。ほんのりとした野菜のあまさを味わってください。

 

ミ)
同じ野菜をハウスと露地の両方で作っているなんて、とても大変そうですが・・・。

佐)
毎年やっていることだから、慣れてしまえばたいしたことはないけれど、やっぱり食べるなら旬のものが一番美味しいんだよ。これから出るカブはハクタカという品種だけれど、今の時期に露地で育って一番美味しいカブだと思うよ。とても甘いしね。

ミ)
やはり味も違ってくるのでしょうか

佐)
まあ、そうだね。基本的にはその季節にその気候に合った旬のものが一番だよね。食べてみれば分かるけど、とにかく美味しいの。旬のものを食べるのが体にもいいと思うんだ。

ミ)
採りきれなくて畑に残った野菜はどうするのですか

佐)
あれは採りきれないのではなくて、収穫しながら形の悪いものや虫食いのものを分けて、そのまま土の上に残してあるんだよ。だけどそれもみんな土に中にうなってしまうから、後でいい肥料になるんだよ。

ミ)
どうもありがとうございました。最後にミレーのお客様に何か一言どうぞ。

佐)
その時期にしか食べられない旬の野菜をたくさん食べてほしいね。ほんのりとした野菜の甘さも味わってみてほしいなあ。

春は暖かくすごしやすい季節なのですが、千葉の野菜にとっては端境期(はざかいき)でもあります。ちょうど野菜の成長期にあたり、出荷できる野菜がとても少なくなってしまう時期なんです。佐藤さんのような農家さんが野菜を作ってくださるおかげで、途切れることなく冬の間も春先もずっとカブを食べていられるんだなあと思いました。

カブはすぐに煮えるし、甘くて美味しいので私も好きな野菜です。どうぞたくさん食べてくださいね~♪

取材:2006年3月28日

 

 

採れたてのカブ
採れたてのカブです。

 

梱包作業
おいしさ、新鮮さをそのまま梱包します。

 

カブ、お召上がりください。
新鮮な旬の味、カブ。

 

レタス、お召上がりください。
レタスをぜひお召上がりください。

 

 
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