話しているうちに、どうやら鴇田さんは自然薯を見つけたようです。まず、杉の木や竹にからまっている蔓を見つけて、その根っこをたどり、地中に芋ができているのを確認します。そして、蔓を切って芋の頭の部分であるタコと呼ばれる部分を探り出しました。その後は芋のヒゲの広がり方を見ながら、芋の伸びている方向を予測します。
鴇)
ほら、これがタコ。タコの大きさを見れば芋の大きさや長さはだいたい見当がつくから、タコを見つけたら周囲の土をどんどん掘っていくんだよ。さっそく掘るよ。
さっそく鴇田さんは芋の回りの土を掘りはじめました。みるみるうちに1m近い深さの穴が掘られていきました。
時々、暗い穴の中に懐中電灯の光を当てたりして芋の伸びている方向を確認し、芋が折れないように、細心の注意を払って掘り進めます。鴇田さんはもう汗ビッショリ。
鴇)
ほら、土の色が変わってきたでしょ?黒土から始まって赤土、そしてヘナ土・・・。この3層にわたって伸びている芋が美味しいんだよ。ヘナ土になってきたら、そろそろ先端が近づいてきたということなんだ。
しばらく掘り進むと、鴇田さんがタコを手で押さえながら、もう片方の手で芋の周囲を掘り始めました。芋がグラグラしてきました。
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