ミ)
ここはいい場所ですものね。夕陽もとってもキレイだし・・・。ところで農業教室について高橋さんからご説明いただけますか?
高)
私は東京で中小企業診断士の仕事をしています。農業流通のリサーチもしたことあり、農産物の販売をはじめ、食と農業についてはずっと興味を持っていました。もちろんミレーのお野菜も食べていますよ。それで今回、溝口さんを講師に「無農薬野菜作り教室」を企画することにしたんです。
ミ)
とても面白そうですね。どんな内容なのでしょうか?
高)
これからは、自分の食べる野菜は自分で作りたいと思う方が増えていくと思います。だけど、東京など大都市では、市民農園を借りようと思ってもどこも倍率が高いし、農地自体がとても少ないんです。運よく畑を借りられたとしても、初心者は何から始めたらいいのかわからない。そこで、どなたか指導してくださる農家さんがいないだろうかと早川店長さんにご相談したら、溝口さんを紹介してくださったのです。
ミ)
では、溝口君がその教室の講師として農業の指導に当たってくれるということなのでしょうか?
高)
そうなんです。主に初心者の方を対象にした教室なのですが、月に2回、土曜日に、この畑に来て、溝口さんに指導していただきながら、半年間、無農薬野菜を作っていく予定です。
ミ)
具体的にはどういうことをするのでしょうか?
高)
毎回何かしら収穫できる野菜があるように、溝口さんがいろいろ栽培計画を立ててくださったのですが、収穫作業だけでなく、草取りから種まき、マルチ(雑草避けに畑に敷くビニール)やトンネルの使い方など、溝口さんのお手伝いをしながら農作業をしていく予定です。もちろんテキストも作って配りたいと思っています。
ミ)
とても面白そうですね。溝口君、このお話が来た時、どんなお気持ちでしたか?
溝)
正直なところ、僕じゃまだ早いんじゃないかと思いました。僕でいいのかな・・・って。本格的な農業を教えるなら、もっとベテランのふさわしい方がたくさんいらっしゃるからです。僕は、就農してまだ2年ちょっ
とで経験も浅いのですが、体当たりで、わからないままに何でも模索しながらやってきました。だからそのわからない自分がわからないなりにやってきたことや、やりながら学んでいったことを皆さんにお伝えしていけたらなあと思って、引き受けることにしたんです。
高)
何度か打ち合わせを兼ねてミレー農場におじゃましているのですが、溝口さんの教え方はとても丁寧でわかりやすいんです。ベテランの農家さんだったら当たり前と思っていることも、溝口さんは一から順序良く丁寧に教えてくださるという感じで、これなら私にもできるという気がしてきます。
溝)
僕自身はほとんど初心者で、たくさん失敗もしてきました。だから就農したと言ってもゼロから始めたばかりだし、感覚的にも素人の皆さんとかなり近いものもあるかと思います。だから初心者の方のわからないところが、僕にはわかるような気がするんです。だったら僕が経験から学んできたことをわかりやすくお話できたらなあって・・・。
ミ)
とても面白そうな企画ですね。いろいろな方たちと出会えるし楽しそう~。
溝)
僕は、農業者としてもちろん自立していきたいですが、それと同時に、都会と農村をつなぐ活動もしていきたいと思っています。都会の方がどんな野菜を食べたいと思っているのか、さらに僕の作った野菜を食べたときの感想も直接お聞きできたら嬉しいです。そういうことは僕自身が野菜を作る上で、とても参考になると思っているんです。
ミ)
こういう活動を新しく始めていくことは、溝口君にとってもきっといい経験になっていくような気がします。最後に、これからの抱負もお話していただけますか?
溝)
第一はやはり、農業者として自分の作った野菜をきちんと出荷できる人になりたいということです。少しずつですが安定して作物が作れるようにはなってきましたが、もっともっと勉強して、できるだけ途切れることなく長く出荷できるようにしたいですね。そして色々な人たちに畑に来てもらって、交流する場を作れたらいいなあと思っています。
ミ)
自立の次はお嫁さん・・・かな?(笑)
溝)
ハイ。真剣にそう思っていますよ。誰かいい人いないですかねえ(笑)。
ミ)
一人の農作業も二人でやれば、もっともっといろいろなことができるようになるし、夢が広がっていきますものね。そういう意味でも(?)農業教室はがんばらなくっちゃね!(笑)
これから新しい活動も始まって、ますますたくましくなっていく溝口君です。溝口君のそらまめ、風味が濃くてとても美味しいですよ。みなさん、どうぞお試しくださいね。
※無農薬野菜教室について詳しく知りたい!という方は、 フォトシンセシス高橋さんまでどうぞ。
042-481-0391 yuky@ma.neweb.ne.jp
取材:2006年5月30日
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