そのまま食べたい!岡澤さんのほうれん草

岡澤さんの畑にお邪魔するたびに、とれたてのほうれん草を試食させていただき、その美味しさに感動している風子です。ミレーのお客様からもたくさんのご感想をいただいています。今回はそのお便りを持って岡澤さんに会いに行ってきました。

一年で一番甘い時期がやってきた!旬を迎えた岡澤さんのほうれん草

ミレー風子)
こんにちは。いつも美味しい葉野菜をありがとうございます。今回はミレーのお客様から寄せられた岡澤さんの葉野菜への感想をお持ちしたので、まずはお読みになってくださいね。

岡澤さん、納屋の横に佇み、しばし感想を読みふけっていました。

岡澤さん)
嬉しいねえ~!こんな感想を書いてもらえるなんて感激しました!!このお客さんはいくつかの市販のほうれん草とうちのを食べ比べしたって書いてあるねえ。うちのが一番、甘くて美味しかったなんてホントかな~?(笑)自分のしか食べてないから、食べ比べなんてしたことないもんなあ~。

ミ)
ミレーのお客様の中でも「岡澤さんのほうれん草」の美味しさには定評があるようですよ。甘くてエグミが少なくて、何もつけなくても美味しいというお声が多いみたいですね。

岡)
それもこの時期だからかもしれないよ(笑)。2月はほうれん草の旬だから一番甘くて美味しくなっているからねえ~。霜にあたるとほうれん草は身を守ろうとして糖度を高めていくんだよ。だから甘味も増すし、夏に比べてビタミンCの含有量なども増えるので栄養も一番ある時期なんだよ。

岡澤健男さん
美味しくて、栄養たっぷりのほうれん草が大人気。岡澤 健男さんに取材しました。

感想を読む岡澤さん
ミレーのお客様から寄せられた感想をうれしそうに読んでいました。
収穫作業
収穫作業中の岡澤さん。霜の影響で朝はダラリとしてしまうほうれん草が、そのままにしておくと昼にはピーンと元気になっているそうです。不思議です。

マッシュルーム堆肥を使った土
マッシュルームを菌床栽培した後の菌床を利用した堆肥を使っています。

ミ)
毎朝収穫しているのですか?

岡)
冬場はハウスの中にも霜がおりるから、朝は収穫できなくて、午後から収穫しているんだ。朝、霜にやられたほうれん草を収穫しちゃうと、ダラリとなったままで昼になっても元に戻らないんだ。でもいくら霜にやられてダラリとしていても、畑でそのままにしておくと、昼にはピーンと元気いっぱいのほうれん草にも戻っているんだよ。不思議だね。

ミ)
よく美味しさの秘訣は何ですか?とお客様からも質問されるのですが・・・。

岡)
何だろうねえ?今、肥料は油かすだけで、それも3作に1回入れてるだけなんだ。もう土が充分によくできているから、むしろ肥料過多になってしまう心配があるくらいなんだよ。そうそう堆肥は昨年からちょっと変えてみたんだ。マッシュルーム堆肥と言って、マッシュルームを菌床栽培した後の菌床を利用しているんだよ。おが屑やフスマなどがちょうどよく配合されているし、すでに発酵し終わっているから、すぐ使えて便利だしね。

 

ミ)
堆肥を変えた後、何か変わりましたか?

岡)
実のところよくわからないんだよ(笑)。通年でハウス栽培をやるようになって、もう随分たっているので、今は収穫も安定しているからね。最近は雑草も少なくなってきたんだよ。収穫が終わるたびに、毎回雑草や下草など土に残っているものを全てきれいに掃除しているからだろうね。

味が濃くて美味しい「ミストラル」という品種です。

ミ)
品種は何と言うほうれん草なのですか?

岡)
「ミストラル」と言って、西洋種と東洋種の掛け合わせで。病気にも比較的強く、とう立ちしにくい品種で栽培しやすいんだよ。もちろん味も濃くて美味しいよ。

ミ)
今回は岡澤さんのほうれん草が収穫されてミレーに届くまでの流れをお客様にわかるようにご紹介したいのですが、教えていただけますか?

岡)
まず収穫はさっきも言ったように今の時期は午後からだね。一束ずつ鎌で根を切りながら丁寧に穫っていくよ。それをコンテナに並べて作業ハウスに持っていく。それから葉っぱのお掃除をするよ。

ミ)
お掃除ってどういうことをするのですか?

岡)
土を取ったり、根っこを切ったり、下草を取り除いたりしてきれいな束にしていくんだ。こっちのコンテナがすでにお掃除の終わっているほうれん草だよ。収穫したばかりのコンテナに比べてすっかりきれいに揃っているでしょ?

ミ)
本当ですね。ちょっとおしゃれになったように見えますね。

岡)
その後は同じ量に計量して、このベルトコンベアに乗せて移動させながら、あそこで袋詰めしていくんだ。それをコンテナに並べてトラックに乗せ、出荷するんだよ。

採れたてのほうれん草
「ミストラル」という品種です。

収穫の様子
一束ずつ鎌で根を切りながら収穫します。丁寧な作業が続きます。

きれいになったほうれん草
お掃除の終わったほうれん草です。
パートの方々
ほうれん草の「お掃除作業中」のパートの方々です。

ミ)
畑で収穫されたものが、きれいに袋詰めされて出荷されるまで、随分たくさんの方たちの手がかかっているんですね。

岡)
そうだね。この出荷作業だけでも常時10人のパートさんの手が必要なんだよ。私は数年前に交通事故にあったので、体が思うように動かせなくて、今はもうほとんどの作業をパートさんにやってもらっているんだよ。私自身は全体の流れを見たり、出荷の計画を立てたり、監督作業のようなことをしているんだ。

これからも美味しいと言っていただけるほうれん草を作っていきます。
ハウス
ずらっと並んだハウス。27棟あるそうです。

ハウスの中
農薬を使わずに、熱水を使って土壌の殺菌をしています。

ミ)
栽培されている量もかなり多いとお聞きしました。

岡)
ハウスは全部で27棟あるからね。そこに途切れることなく種を撒いて育て、収穫して出荷。またお掃除して新しい種を撒くというのを繰り返しているから、作業には終わりがないね。夏になったら、熱水消毒の仕事もあるからね。

ミ)
熱水消毒について知らない方もいらっしゃるので、改めて教えてください。

岡)
簡単に言うと熱水を使った土壌の殺菌だね。毎年一回、夏になると90度の熱水をハウスの中に撒いて、マルチ(ビニールでできた細長い農業資材)を敷いたままで10日間ほど閉め切って放置するんだ。そうすると熱水と太陽の熱でハウスの中の温度はすごく暑くなって草の種や虫などを、農薬を使わずに殺菌することができるんだ。

ミ)
とても大変なお仕事ですね。でも、農薬を使わないで野菜を作っていただいているので、とても安心です。他に無農薬で作っていくことの大変さがあったら教えてください。

岡)
うちはハウス栽培が中心だから、露地栽培と違ってハウスの資材費がかかるということかな。新しいハウスを作っても耐用年数は5年なんだ。台風などで修理する場合もあるしね。それと熱水消毒をする時などに使うボイラーの重油代など、何もかも値上がりしているので、それが今は一番つらいところだね。

ミ)
ビニールや肥料なども値上がりしているので、確かに大変ですね。それに合わせて野菜は値上げしないのですか?

岡)
値上げ?値上げしたら買ってもらえなくなっちゃうでしょう(笑)?しばらくはこのままかなあ・・・。

ミ)
最後にミレーのお客様に一言お願いします。

岡)
たくさんのご感想ありがとうございました。これからも美味しいと言っていただけるように安心して食べられるほうれん草や小松菜を作っていきますので、皆さんももっともっとたくさん野菜を食べてくださいね。

出荷用のほうれん草
出荷用に袋詰めされたほうれん草です。新鮮なうちに発送します。

ほうれん草の豆腐ソースがけ
ほうれん草の豆腐ソースがけを作りました。ほうれん草の甘みが際立ちます。
川端えい子(風子)

岡澤さんのほうれん草は持って帰っても、ずっとピーンとしていてとても元気がいいんです。青々としていて濃厚でコクのあるほうれん草。皆さんもたくさん食べてくださいね。

取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2008年2月11日
 
お客様の声
 


 
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