ハーブアイランド

風子は房総半島を車でドライブすることが好きなので、何度もここ大多喜町のハーブアイランドに来たことがあります。でも取材となるといつもの観光とは違います。これからミレーで販売される予定の無農薬のフレッシュハーブやハーブティーについて、いろいろお話を伺うことになりました。今まで知らなかったハーブアイランドのことをベジタブルガーデン担当の青木裕二さんと新村昌巳さんにいろいろお聞きしてきました。

 

大多喜町のハーブアイランドを訪れました。

ミレー風子)
こんにちは。これからミレーでもハーブアイランドのハーブを、取引きさせていただけることになって、とても楽しみにしています。私はいつも道の向こうにあるハーブガーデンの方に行くので、こちらに来るのは初めてです。奥にこんな広いレストランがあるなんて知りませんでした。

青)
みなさんよくそうおっしゃいますね。ハーブアイランドでは施設を大きく二つに分けて運営しています。レストランやホテルなどを併設した「ハーブガーデン」と、野菜やハーブを栽培している全天候型ガラスハウスの「ベジタブルガーデン」の二つで、それぞれが道を隔てて向かい合う形で作られています。ここはベジタブルガーデンの方で栽培の他、ドライハーブでお茶やインテリアグッズを作ったり、フレッシュハーブを使ったバジルペーストなどの加工食品を作ったりしています。

ミ)
そう言えば、こちらのベジタブルガーデンは大きな温室になっているので、生産現場という感じがしますね。

青)
1988年のオープン当初は、観賞用のハーブガーデンだけしかなかったのですよ。でもお茶などを作るためには、一年を通してたくさんのハーブが必要になってきました。それで本格的にハーブを栽培するために温室型のベジタブルガーデンが作られたのです。単なる観賞だけでなく、ここでは実際に出荷もしているので、まさに生産加工現場と言えますね。

ミ)
こちらで栽培されているハーブにはどのような特色があるのですか?

青)
うちは無農薬、無化学肥料で栽培しています。それと今は簡単にできる水耕栽培のハーブが多いのですが、うちでは土耕栽培にこだわり、土作りも大切にしながらハーブを栽培しています。ハーブはもともと野生の植物なので土で栽培した方が丈夫だし香りも強いのです。

ミ)
ミレーでは無農薬野菜を販売しているのですが、本当にそういう意味でこちらのハーブ園のハーブならみなさんにも安心しておすすめできますね。私はよく農家さんに取材に行くのですが、そこで使っている肥料についてもお聞きすることにしています。こちらではどのようなものを使っていらっしゃるのですか?

青)
米ぬか、カニ殻、カキ殻、魚粉などを春と秋に肥料として土に入れています。また土に負担をかけないよう、連作もなるべくしないように心がけています。

 

生産物:ハーブ
生産地:千葉県大多喜町

 

ハーブアイランド
大多喜町のハーブアイランドにやってきました。

 

ベジタブルガーデン
ベジタブルガーデンでは野菜やハーブを栽培しています。

 

新村さんと青木さん
新村さん(左)と青木さん(右)に案内していただきました。

 

レストラン
ベジタブルガーデンの奥には、こんなに広いレストランがあります。

 

温室型ベジタブルガーデン
温室型のベジタブルガーデンでは、様々なハーブを栽培しています。

 

フレッシュハーブ、ハーブティー、スパイスなど盛りだくさんです。

ミ)
基本的にはハウス栽培中心なのですか?

青)
そうですね。でも加温は特にしていないので寒暖の差はあるのですよ。だからおいしいハーブが育つのです。加温しないハウスだと温度差があるのでそれぞれに旬の時期ができてきます。たとえば今の時期、いくらハウスとは言っても千葉でバジルのようなものを栽培するのは難しいのです。そういうものは季節に応じて沖縄の契約農家に栽培してもらっています。また長野の農家さんには初夏から秋までの間、イタリアンパセリやマスタードグリーン、デイル、チャービルなどを栽培してもらっています。

ミ)
だからたくさんの種類のハーブがあるのですね。千葉県内だけだとこの時期は種類が少ないですものね。

青)
ハーブを観賞用して楽しむ観光農園からスタートした時は、日本ではまだハーブがそれほど家庭で使われていませんでした。だから市場に出荷しても使い道が知られていないので、売るのが難しかったですね。でも最近はハーブがすっかり生活の中に浸透してきて需要が広がったので、ここだけでは足りなくなってきて、あちこちの農家さんに委託栽培をお願いするようになりました。

ミ)
こちらのベジタブルガーデンの売店には、ずいぶんいろいろなものがあるのですね。見ていてとても楽しいです。

青)
もちろんフレッシュハーブもありますが、苗で育てたいという方もいるので、野菜やハーブの苗も販売していますし、ハーブティーやスパイスもたくさんの種類を扱っています。
またハーブソルトやハーブオイル、ドレッシングなどの加工品や、エッセンシャルオイルやハーブ石鹸、ハーブウォーターなどのハーブケア商品などもあります。

ミ)
それらはみんなここで栽培されたハーブを使っているのですか?

青)
たとえばローズヒップやペッパーなど、日本で栽培できないものも中にはあるので、全部というわけではありません。またハーブティーのブレンドなどには輸入ハーブも使います。でもこのバジルペーストなどはここでも時期になるとたくさん採れるので、100%国産無農薬ハーブだけを使って無添加で作りました。

ミ)
それはすごいですね。無添加のバジルペーストだったら安心して使えますね。フレッシュバジルのない時期は重宝しますよね。サラダにしてもいいしパスタにからめてもいいし・・・。

新)
ハーブには薬効があるので、いわば西洋の漢方みたいなものです。「花粉の季節」と名付けたハーブティーは粘膜の炎症を鎮め、くしゃみ鼻水、目の充血に効果的と言われるエルダーフラワーやレモンバーム、ローズヒップ、ハイビスカス、ネトルなどをブレンドしています。また「風邪の季節」は免疫力を高めると言われているエキナセアを中心に、ローズヒップやタイムなどをブレンドしています。この他「消化サポート」や「リラックス」など用途に応じてお使いいただけるよう、こちらでブレンドをいろいろ研究しながら作りました。

ミ)
ハーブにはいろいろな薬効があるから、使い方によっては薬に頼らずに体質を改善していくことができるかもしれませんね。

 

 

ハウス
ハーブはハウス栽培が中心です。

 

コーンサラダ
コーンサラダです。

 

カラフルなハーブ
カラフルな花も咲いています。

 

フレッシュハーブ
フレッシュハーブの袋には「自然農法で生まれたハーブアイランドのハーブは、おいしく食べて健康になる大地の恵みです。」と書いてあります。栽培方法にもこだわりが見えます。

 

フレッシュハーブの中
その名のとおり、とても新鮮なハーブです。

 

バジルペースト
国産無農薬ハーブだけを使って、無添加で作っている「バジルペースト」です。

 

 

ハーブには無駄がなく、生活の中でとても身近です。

新)
そうですね。そもそもこのハーブアイランドを設立した目的は、ハーブを生活の中で楽しみながら、ナチュラルで心地のいい暮らしを提案していくということでしたので、みなさんにぜひハーブを身近に使っていただけたらと思っています。

ミ)
一言で言ってハーブの魅力って何でしょうか?

新)
私はハーブには無駄がないと思っているんですよ。苗や花を見ているだけでも可愛いじゃないですか。それからフレッシュで葉も花も食べられる。その後にはドライハーブにして保存もできます。ローズマリーなんかいわしを焼くときにお腹に刻んでいれたら、いつもの焼き魚がレスランの料理に変身しますよ。ちょっとひと手間かけるだけで料理がぐーんとおいしくなるんです。それもハーブをちょっと加えるだけなんですよ。そういう楽しみ方をぜひみなさんにもしていただけたらと思っています。

青)
西洋ではキッチンガーデンと言われて、台所の横にハーブが生えていて、そこから摘んできては食事の時にちょっと使ったりしています。生活の中でハーブが身近なんですね。たとえばこのハーブサラダミックスはイタリアンパセリ、デイル、ルッコラ、マスタードグリーン、ナスタチュームなどのフレッシュハーブが入っています。レタスと合わせて葉を適当にちぎって、ちょっと花をサラダに添えたら、それだけでもいつもと違ったサラダを楽しむことができますね。そういうことを毎日の生活の中でやっていただくことができたら、おいしいし見た目も楽しめるのではないでしょうか。

ミ)
私もハーブが好きなので、これから1年中、無農薬のフレッシュハーブが購入できると思うと、すごく嬉しいです。ブレンドしたハーブティーもいろいろ用途に応じて楽しみたいです。これからもよろしくお願いいたします。


ベジタブルガーデンでは温室の中にレストランもあり、そこでは採れたてのフレッシュハーブを使ったお料理が食べられます。そしてハーブでいろいろな物を作る教室や農作業体験などもできます。みなさんもぜひ遊びに行ってみてくださいね~

取材:2005年3月14日

 

 

スパイス
スパイスも小分けでとても便利です。

 

ハーブティー
「西洋の漢方」ハーブティーもあります。

 

花粉の季節
「花粉の季節」と書かれていて薬効もわかりやすいです。

 

ハーブティー3種
カモミールやローズヒップ、定番のハーブが盛りだくさんです。ぜひお試しください。

 

 
お客様の声
 


 
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ハーブ図鑑(2007/02/04 00:09)
あまり宣伝すると、ガーデンの中が踏み荒らされると、ちょっと控えめな存在ですが、ハーブの鑑賞に充分見ごたえがあります。東京から江戸川を渡ってすぐ近くにハーブガーデンがあります。 梅園は約250本あって、2~3月にかけて梅の花が楽しめます。
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