村)
昔から、庶民は自分達で培養しやすい菌を利用して、味噌や醤油や納豆を作ってきたんです。繊細な管理が必要な菌だとしたら利用できないでしょう?
ミ)
この菌床は、なめこを収穫した後、また使うのですか?
村)
使おうと思えば使えるのですが、いつも全部入れ替えています。収穫の終わった床は地元の農家さんが畑の肥料として使ってくれています。
ミ)
なめこの栄養についても教えていただけますか?
村)
なめこは90%以上が水分なのですが、表面のゼラチン質のぬめりはムチンと呼ばれているもので、里芋や納豆、オクラなどにも含まれている成分と同じです。このムチンは疲労回復に効果があり、でんぷんの分解酵素であるジアスターゼやアミラーゼの成分を含んでいるので、胃潰瘍や胃腸病の予防にもなり粘膜を保護してくれるんですよ。
ミ)
全体的にきのこはヘルシーで食物繊維も豊富ですものね。
村)
なめこの場合、水溶性の食物繊維なので、発がん性物質やコレステロールなどを吸着して排出するし、血液をサラサラしてくれる効果もあるそうです。
ミ)
いいことづくめですね~。でもなめこのお料理は、なめこ汁やなめこおろしくらいしか思い浮かばないのですが・・・。
村)
天ぷらにしても美味しいし、里芋などの野菜と一緒に煮物にしてもいいんですが、そういう料理方法があまり知られていないので残念です。
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