ミ)
鴇田さんは自然薯(じねんじょ)堀りの名人だから、そちらの方のお仕事もありますよね?ぶどう園のお仕事は自然薯掘りが終わってからだと思いますが、毎年いつ頃から始めるんですか?
鴇)
4月頃からかな。美味しいぶどうがなるようにつぼみをカットしたりする房作りの仕事が始まるのがその頃なんだ。その後、実がなってきたら袋かけをしていく。除草剤は撒いていないから、その合間には草刈りにも追われるねえ。ぶどう園自体は正味2ヶ月もない短期間の営業なんだけど、仕事はその前からずっと続いているんだよ。
ミ)
ぶどうの収穫が終わってからも作業はあるのですか?
鴇)
終わった後はぶどう畑全体にかけてあるビニールを、一度全部取って自然な状態に戻すんだ。その頃には葉もみんな落ちてしまうよ。それで12月に仮剪定をしてから12月の末に霜に当たらないよう再びビニールをかけるんだよ。その後、1月から2月の間に本剪定をするんだ。
ミ)
とても手がかかるんですね。
鴇)
慣行栽培の時の3倍くらいは手がかかっているだろうね。炭も毎年、土の中に大量に埋めているし。この炭、かなり深く掘って入れているんだよ。でも安心して食べられるものを作ろうと思ったら、手がかかるのは当然でしょ?大変だけどね。
ミ)
炭を使うことによって、農薬をできる限り使わないで育たぶどうだから、甘くて美味しいんでしょうね。炭の力というのは実に不思議ですね。
鴇)
本当だね。データを取っているというわけではないんだけど、炭の力で土が変化してきているみたいだね。それにここら辺のぶどう園のぶどうをみんな食べた人がいるんだけど、うちのが一番甘いって言われたこともあるよ。糖度は確かに高いぶどうだね。
ミ)
ミレーのお客様に何かお伝えしたいことはありますか?
鴇)
まだ完全に無農薬というわけではないけれど、病気にかかった部分に、ほんのちょっと1~2回だけ、ごく少量の殺菌剤を使うだけで、殺虫剤、除草剤は、まったく使わずに作ったとても甘いぶどうです。安心して食べられるので、ぜひ食べてみてください。
本当に美味しくって美味しくって、手がとまらなくなってしまいます。昨年はこの巨峰で、おいしい100%のぶどうジュースを作ったりゼリーにしたり、とても美味しく楽しませていただきました。みなさんもぜひどうぞ!!
取材:2005年7月25日
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