収穫するまでには、整枝などの作業を一つ一つ行ってゆきます。それでも、きちんと実る保障はありません。
「長年栽培しても思うようにいかず、どのように対処したらいいのか迷う部分はたくさんある。株が元気になりすぎても玉がつかなかったりする。昨年と同じようにやっても、いい玉がつくわけではないのです」と飯塚さん。
このように栽培が難しく、微妙な気象条件によって出来具合や相場が左右されるため、すいかは生産者の間では「運玉」と呼ばれるそうです。
それでも栽培を続けるのは、すいかの育つ姿に純然とした喜びを感じるため。
飯塚さんと美江子さんは言います。
「子育てと一緒です。育つ姿を見るとたいへんだった苦労も忘れるんです」。
飯塚さんと美江子さんは、わが子を慈しむようにすいかに声を掛け、しっかりした玉がつくよう祈りながら栽培しています。
飯塚さんは代々、農家の家系。
高校を卒業した後に家業を継ぎ、ひたすら農業の道を歩いてきました。 |