千葉県産のみかん 房総十字園
館山自動車道市原ICから車を姉ヶ崎の方に走らせた静かな郊外に、減農薬でみかんを栽培している房総十字園のみかん畑はありました。
千葉県産のみかんをもとめて、市原氏の房総十字園に来ました。

 

ミレー風子)
こんにちは。大多喜回りで来たのですごーく遠回りしちゃいました。高速で 来れば早かったのですね。さっそくみかん園のことについてお話を聞かせていただけますか?

苅)
遠いところご苦労さまです。房総十字園はキリスト教の教えと共に農業をやっていこうと祖父が始めた農園です。人の口に入る食べ物をていねいに栽培していこうと、可能な限り農薬を使わないで、みかんやブルーベリー、お米、そして加工品のジャムやあられなどを作っています。

ミ)
苅米さんのお名前も愛と希望の「希」で「あいき」さんとお読みするなんて、いいお名前ですね。ここでは観光みかん園のようにみかん狩りも体験することができるのですか?

苅)
そうですね。直売所もありますが、都会の方々が自然に親しめる場所になればと思い25年くらい前からみかん園をやっています。でも新しく道路ができたり、建物もログハウスに建て替えたりして、本格的なみかん園として動き始めたのは平成に入ってからなんですよ。10月から12月までみかん園としてもオープンしています。

ミ)
苅米さんはずっと農業をやっていらしたのですか?

苅)
親が農業をやっていたので、小さい頃から収穫の時などは子供でも手伝うのが当たり前だと言われて育てられました。子供の時はそれがとてもイヤだったのですが、農業学校に行くようになって、農業という仕事のすばらしさに気付き、学校を卒業してからはそのまま十字園の仕事をしています。

ミ)
とても広い敷地ですが、何本くらいみかんの木が植えられているのですか?

苅)
実はみかんの木の本数をキチンと数えたことがないから、わからないんです。ここの面積は1ヘクタール(だいたい東京ドーム4分の1くらい)なので、その面積から想像していただけますか?

ミ)
小さいみかんの木などもあるのですが、みんな同じ樹齢ではないのですか?

苅)
みかんはカラタチの木に接ぎ木して育てていくのですが、寿命は40年と言われています。だから若い木を次々に植えていかなければならないのです。3年くらいで実がなり始めますが、出荷できるようになるには6~7年かかるんですよ。

 

 

生産物:みかん
生産地:千葉県市原市

 

苅米愛希さん
市原市の房総十字園にやってきました。苅米愛希(かりこめあいき)さんに案内していただきました。

 

ログハウス
ログハウスもありました。

 

みかんがりの看板
10月から12月はみかん園も開いているそうです。

 

房総十字園の看板
可能な限り農薬を使わずに食べ物を作るのが、房総十字園の目標だそうです。

 

減農薬、減化学肥料で作っています。虫対策と木の生育管理が大変です。

 

ミ)
苅米さんのみかん栽培にはどのような特徴があるのでしょうか?

苅)
うちは減農薬、減化学肥料で栽培しています。千葉県のエコ農産物認証も取りました。みかんは無農薬はもちろん、減農薬で栽培することですらとても難しい果樹なのですが、できるだけ安全なものを消費者の方々に食べていただきたいと思って、木で完熟させたものをノーワックス(表面に艶出し用のワックスを塗らないこと)で出荷しています。

ミ)
減農薬でのみかん作りは、どういう点が大変ですか?

苅)
みかんの木にはカミキリ虫の幼虫が入って木の中味を食べてしまうんです。それが怖いですね。見つけたらすぐに捕まえるのですが、放っておくと木が枯れてしまうんですよ。また、化学肥料をほとんど使わないので木の生育も遅いです。化学肥料をたっぷり与えれば木の成育が早くなるので、育てるのが楽になるのですが、うちはできる限り自然の状態で育てて、どうしても成育が悪いなあと思う時だけ必要最小限の化学肥料を使うようにしています。

ミ)
化学肥料を少なくする分、どういう肥料をお使いになっているのですか?

苅)
基本は鶏糞です。春、夏、秋と年に3回入れます。それと有機配合の肥料を使っています。でも有機肥料の場合、化学肥料に比べて木の根が養分を吸いあげるまでに時間がかかるようなので、絶えず様子を見ています。

ミ)
農薬を少なくするためにどのような工夫をされているのですか?

苅)
ましん油というものがあるのですが、これは害虫を油膜に包み込み、窒息させて退治するというものなんです。これを農薬代わりに使っています。カイガラムシやハダニに効果があります。あとは木の生命力を信じて、むやみに害虫の予防はしないということでしょうか。薬漬けにしてしまうと、それだけ木自体の力は弱ってしまいますからね。それから木の枝を剪定して、光と風がたくさん入る良い状態を保てるように気をつけています。

ミ)
下に草が敷いてあるのはどうしてなのでしょうか?足に当たる感じが草むらを歩いているようで気持ちいいのですが・・・。

苅)
草がクッション代わりにもなって歩きやすいんですよ。それに刈った草を敷草にしておくと雨の次の日なども足元が汚れないし、雑草も生えにくいんですよ。肥料にもなっているのかもしれませんね。

ミ)
「みかんの花が咲いている~♪」っていう歌がありますが、花はいつ頃咲くのですか?

苅)
5月初めです。とてもキレイですよ。でも花が咲く前につぼみの段階で間引きをします。花が多すぎると限られた養分がたくさんの実に分散してしまい美味しいみかんができないのです。枝についている葉の数をみながら、葉25~30枚に対してみかんが1個できるように数を調整していきます。9月頃までずっとその作業を行ってます。

ミ)
どこを見れば完熟している事がわかるのですか?

苅)
色ですね。青いものはもちろんまだです。黄色くなっているのはそろそろなのですが、本当に完熟したものはオレンジ色になっているんですよ。青いうちにもいだものは黄色くはなりますが、オレンジ色にはならないのです。それにみかんは採りたては酸味が強いんですよ。

ミ)
そうなんですか?知らなかったです。

苅)
市販のみかんは酸味抜きと言って、収穫してから温度の高い部屋に置いておき、甘みを引き出しているそうです。でもうちは自然のままの完熟状態で出荷しています。

ミ)
完熟で収穫すると、みかんの味はどうなるのでしょうか?

苅)
まあ、みかんを採って食べてみてくださいよ。

ミ)
うわあ、いいんですか?そうだ、完熟しているオレンジ色のみかんを見つけていただきますね。

苅)
それとね、みかんについている軸が太い方が甘いんです。そういうのを選んで見つけてみてください。

風子は夢中になって美味しい完熟みかんを探し始める。

 

 

千葉県のエコ農産物認証
千葉県のエコ農産物認証も取得しています。

 

みかんの木が並ぶ園内
園内はみかんの木がたくさんです。

 

みかんの木
減農薬、減化学肥料で育てています。

 

苅米さん
減農薬、減化学肥料栽培では、害虫対策や木の生育のための栄養管理など、大変だそうです。

 

草のひいてある畑
地面に草が敷いてあるので、とても歩きやすいです。肥料にもなっているそうです。

 

まだ青いみかん
まだ青いみかんです。

 

黄色くなったみかん
だいぶ黄色くなってきたみかんです。

 

完熟みかん
このくらいオレンジ色のみかんが、完熟したものだそうです。

 

甘味の中に程よい甘さがある自然なみかんです。ぜひお試しください。

 

ミ)
ああ、ありました。これにしよう。でもけっこうしっかりと軸が木にくっついていますね。採るのが大変~。みかんって勝手に木から落ちたりしないんですか?

苅)
よっぽどの台風でもあれば別でしょうが、普通の風が吹いてもみかんの実は木にしっかりくっついているから、落ちたりしないんですよ。みかん狩りの時はハサミで軸を切っていただくのですが、ハサミがない時はねじって回しながらもぐといいですよ。

ミ)
ああ、こういうふうにですね。できたできた!!でもヘタまで一緒に取れちゃいましたよ。ではさっそくいただきますね。うわあ、味が濃いですねえ!!甘味だけでなくしっかり酸味があります。

苅)
ここ数年、市場には甘いだけのみかんがあふれているので、うちのみかんは酸っぱいと言われることもあるのですが、やはり適度な酸味はみかんの美味しさでもあるんですよね。

ミ)
何だか最近のみかんは味が薄くてぼやけているものが多いような気がします。苅米さんのみかんは酸っぱいけれど、味がしっかりしているし、果汁たっぷりでとても美味しいですね。

苅)
うちのみかんはむやみに化学肥料などに頼らず、自分の力で育とうとしているからではないでしょうか。

ミ)
トマトなども与えられる水分が少ない方が、実が甘くなるっていいますものね。果物や野菜が育とうとする力はとても不思議で、いつも感動してしまいます。

苅)
房総十字園ではみかんやブルーベリーなどを作っていますが、人の口に入るものなので、商品というよりも食べる物を作っているという思いが強いのです。だからうちで作っているものはできる限り安心して食べていただけるものを、と心がけています。農薬を使わないで、なるべく自然な状態で育てていきたい。だから環境も日当たりがよく風通しのいい場所で成育させるようにしています。

ミ)
ここはとても日当たりがよくぽかぽかしていますものね。みかんの木ものびのび育っているような気がします。最後にミレーのお客様に一言お願いします。

苅)
10月から12月まではみかん狩りもできますので、緑の中でほっとしていただけたらと思っています。うちはテーブルや椅子なども置いてあるので、お弁当などを持ってきていただいても大丈夫ですよ。これから完熟みかんをお届けしていきますので、美味しいみかんをたっぷり食べてくださいね~。

日当たりの良い斜面にたくさんのみかんの木が植えられていてとってものどかなみかん園でした。

木の上で完熟させた房総十字園のみかん。甘味の中に程よい酸味があってとってもおいしいです!これぞ本物のみかん!ってところでしょうか。ぜひお試しくださいね~。

取材:2005年11月8日

 

 

完熟みかん
完熟したみかんを木から採るのは、結構大変です。

 

直売所
直売所には、完熟したみかんが並んでいました。

 

おかき
手作りおかきなどもあります。

 

箱入りみかん
箱に入ったみかんもあります。

 

ぜひお召し上がりください
自然な酸味と甘さのみかんです。安全にこだわって作っています。ぜひお試しください。

 

 
お客様の声
 
TT様(2009年05月27日 23時38分)
 昨年道の駅「あずの里いちはら」でミカンジャムとブルーベリージャムを購入した者ですが、自然で飽きのこない味でまた、というか継続して食べたいと思っています。商品を見た時、他の直売所のように経費のかかる瓶詰めでないため、混ぜものなしのジャムとしては安価なところも良心的で感心しました。(場所柄もあるのでしょうが、観光客中心の直売所と地元のスーパー的存在のところとでは値段も結構違いますよね。)
 ただし、当方横浜市在住で残念ながら頻繁にはそちらまで伺うことができません。もし通販が可能であれば、是非購入したいと思っています。
 メール等があればいいのですが。
TT様(2009年05月27日 23時38分)
 昨年道の駅「あずの里いちはら」でミカンジャムとブルーベリージャムを購入した者ですが、自然で飽きのこない味でまた、というか継続して食べたいと思っています。商品を見た時、他の直売所のように経費のかかる瓶詰めでないため、混ぜものなしのジャムとしては安価なところも良心的で感心しました。(場所柄もあるのでしょうが、観光客中心の直売所と地元のスーパー的存在のところとでは値段も結構違いますよね。)
 ただし、当方横浜市在住で残念ながら頻繁にはそちらまで伺うことができません。もし通販が可能であれば、是非購入したいと思っています。
 メール等があればいいのですが。


 
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