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ミレー風子)
こんにちは。初めまして。いろいろお話を聞かせてくださいね。
萩原)
遠くからご苦労様でした。うちではラブコール、タカミ、マルセイユ、グランドール、マーブルメロンという5種類を作っているのですよ。
ミ)
私、メロン通ではないので、メロンのことはほとんど知らないんですよ。それぞれの名前と特徴を教えていただけますか?
萩)
マルセイユはスイカのように皮の表面に縦に筋が入っている赤肉系のメロンです。グランドールは黄色くて筋が入っている外見ですが、中味は白肉系です。マーブルメロンは黄色くて縦長で瓜のような形をしており、やはり中味は白肉系です。ラブコールはマスクメロンに似ていて糖度が高く中味も緑肉系です。タカミメロンは今、収穫したものがないのですが、一番ポピュラーで、ご存知のように緑肉系です。
ミ)
何だか5種類もあると名前と色と外見がこんがらがってしまいそうです。
萩)
まあ、慣れてしまえば簡単なんですが、まずは試食してみてください。
そう言って萩原さんは、種類ごとにカットされたメロンを出してくださいました。実は風子はメロンが苦手なのですが、取材である以上食べないわけはいかないので、思い切っていただくことにしました。
ミ)
ご馳走様でした。実は私、メロンが好きではないのですが、4種類とも全部いただくことができました。このメロンだったら不思議と食べられますね。4切れも食べたなんて初めて!とっても美味しくて、もっと食べたいくらいです。
萩)
皆さんよくそうおっしゃっていますよ。うちのはメロン独特のエグミがないし、瓜臭さがないからとても食べやすくて美味しいと評判なんです。
ミ)
食感は白肉のメロンがサクサクとしていて、赤肉(オレンジ)と緑肉のものはトロリとした感じなんですね。どれもとっても甘いです!
萩)
甘さでは、特に緑肉のラブコールの糖度が高く、食味もよく最高級のメロンだと思っています。一般に売られているメロンでは、糖度が15度あれば甘いと言われていますが、うちのは平均すると16~17度はあります。昨年は特に暑かったこともあり、19度になったメロンもあったくらいです。だから甘さには自信があるんです。しかも、しつこい甘さではなくさわやかな甘さで後味がいいんですよ。
ミ)
美味しさの秘訣は何でしょうか?栽培方法に何か工夫があるのでは?
萩)
そうですね。秘訣は栽培方法にあると思います。うちは「環境保全型農業」と自分でも言っているのですが、土壌消毒は行わず、除草剤や化学肥料も一切使わないで農薬は最低限の使用に抑えています。肥料にはボカシを使って微生物がたくさん生息する土作りを目指しているんですよ。こういう栽培方法にしてから確実にメロンの味が変わってきたと思います。
ミ)
農薬を使わずに果物を作るのはとても大変な事だと思うのですが、このような栽培を始めるきっかけはあったのですか?
萩)
銚子市はメロン農家がとても多いんです。私も20歳の時からメロンを作り始めました。当時、知り合いの生産者で、体の具合が悪い人が何人もいたのですが、よく話を聞いてみると農薬をたくさん使ってメロンを作っている人たちだったんです。はっきりした因果関係はわかりませんが、私は多分、具合が悪いのは農薬が原因だろうと思いました。それで24~5歳の頃から、農薬はできるだけ減らして、体にも環境にも優しい農業をやっていこうと勉強を始めました。その後、少しずつ化学肥料を減らしていくなど、徐々に慣行栽培から切り替えていったんですよ。
ミ)
実際の味にも変化が表れるとすごく嬉しいものですね。
萩)
そうですね。美味しいメロンを作りたいと思って「ウォーターデザイン研究会千葉農業アカデミー」というところでもメロン作りを勉強しています。木炭なども畑に入れてみました。そういった試みが、直接メロンの美味しさにつながるというよりも、土の中での発酵を促進し、微生物の働きを活発にしていくことによって、美味しい作物が育つのだと思っています。化学肥料を使うと窒素過多になりがちで、エグミが出やすいのですが、うちのメロンはエグミが少ないんです。それは地中の硝酸態窒素が少ないことと関係があるかと思っています。
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