房総十字園のみかん
千葉市から房総半島へと向かう館山自動車道を南に走り、市原ICから山間部に向かってしばらく走ると、山の中に「みかん狩り」という旗が見えてきます。貴重な千葉県産みかんを作っている房総十字園に今年もまた行ってきました。みかん園の方は10月10日にオープンしたばかりでたわわに実ったみかんがとっても美味しそうでしたよ~。
みかん狩りが始まったと聞いて、市原市の房総十字園に来ました。
ミレー風子)
こんにちは。去年は道に迷ってしまったのですが、今回は市原ICから直接来たので迷いませんでした。昨年よりもちょっと取材の時期が早いのですが、よろしくお願いします。

苅米さん)
今年はまだみかん園をオープンしたばかりなので、今、食べていただけるのは極早生みかんだけなんですよ。

ミ)
極早生みかんと聞いて、すごく青い色のみかんを想像してきたのですが、すでにオレンジ色に色づいているのですね。

刈)
今年は極早生みかんも色づくのが早かったみたいです。他の品種も順番に色づいていくので、こちら側の木はまだ青いままですが、これからゆっくりとオレンジ色になっていきます。

苅米愛希さん
市原市の房総十字園にやってきました。苅米愛希さんに今年のみかんのできを伺いました。

オレンジ色になったみかん
極早生みかんといっても、大分オレンジ色になってきています。

ミ)
みかんには春の日照不足などの影響はなかったのでしょうか?

刈)
梨などと同じで、花を咲かせるのが少し遅かったですねえ。いつもなら5月頃に一斉に花が咲くのですが、少しずつ長い日数をかけて咲いていました。天候の影響で生育にバラつきがあったのでしょうね。でも夏以降は天気が良かったので、実もたくさんついて、摘果(てきか:実を大きくするため、枝1本あたりの実の数を制限し、間引くこと)を予定通り行えました。

ミ)
今年は、天候の影響で、果物などは収穫量が少なかったと聞きましたが、みかんは順調だったのですか?

刈)
みかんは一年ごとに当り年とはずれ年があるのですが、今年はその当たり年なんです。だから昨年よりもずっと実の数も多く、木も元気に育っていますよ。

まだ青いみかん
まだ青い色のみかんもありますが、ゆっくりとオレンジ色になっていきます。今年は当たり年です。

ミ)
当り年には、みかんの味もはずれ年より美味しくなるのでしょうか?

刈)
そうなんですよ。みかんは枝にたわわに実っている方が美味しいんです。今年は肥料切れも早く、どんどん肥料を吸い上げてくれたようで、すごくいい状態に育っています。

減農薬、減化学肥料、ノーワックスで作っています。安心ですね。
みかんをもぐ
みかんの木はしっかりしているので、嵐でも落果することはあまりありません。

カゴに入ったみかん
収穫前には雨が降らないほうが糖度が高まるため、甘くなります。

ミ)
この前の嵐の時は大丈夫でしたか?台風でもないのにすごい風でしたよね?

刈)
みかんは木がしっかりしているので、よっぽどのことがない限り、木から落果するということはありません。むしろひどい時は枝ごと折れてしまうんですよ。でも今回は大丈夫でした。ただ、収穫間際に雨が続くと甘みが出にくくなるので、そっちの方が気になっています。

ミ)
収穫する前は雨が降らない方がいいでのすか?

刈)
とまとでも他の果物でもみんな同じだと思うのですが、水分が少ない状態になると、実の糖度を高めて種を保存しようとするらしいですよ。

ミ)
苅米さんのみかん園では減農薬、減化学肥料でみかんを栽培されていて、千葉エコ農産物の認証もお取りになっていますよね。それにノーワックスで安心して食べられるからミレーでも毎年大人気なんですよ。みかん狩りもやってますよね。

刈)
みかん狩りは10月からほんの2ヶ月間だけ、極早生と早生種だけしかやっていないのですが、毎年、本当にたくさんの方に来ていただけて、嬉しい限りです。

出荷前のみかん
出荷を控えたみかんが箱に入ってならんでいます。千葉エコ農産物の認証も取っているみかんです。
今年は当たり年。しっかりとした酸味とコクのあるみかんです。
みかんの実
今年は化学肥料も入れずに、おいしくできました。

ミ)
さらに今年はみかんの当たり年ということなので、昨年より美味しいみかんが食べられるわけですね。

刈)
そうですね。うちで使っている堆肥は鶏糞が主体なのですが、今年は堆肥をたっぷり入れたので木の生育も良く、実の方も元気に育ってくれました。

ミ)
本当に、広い敷地に所狭しと、たくさんのみかんの木が元気に育ってますよね。ところで、みかんは肥料をたくさん与えないといけない果物なんですか?

刈)
肥料切れを起こすと成長が止まってしまうので、木の様子を毎日見ていて、葉が黄色くなっていたら、ちょっとだけ有機配合の肥料を入れてあげるんですよ。でも、木が自然な状態でしっかり栄養を吸収して、元気よく育ってほしいので、うちでは必要以上に肥料を入れないのです。だからみかんの木自体が丈夫なのだと思いますよ。

ミ)
必要最小限の農薬しか使わずにみかんをお作りになるのは、本当に大変なことだと思います。ところで、みかんの味の方はいかがでしたか?

苅)
今年も美味しいですよ。うちのみかんはただ甘いだけのみかんではなくて、しっかりとした酸味とコクがあります。だから初めて食べた方には、ちょっと酸っぱいと感じるかもしれませんが、それがみかん本来の味なんですよ。それに、木で完熟させてから収穫して、そのままの状態でお出ししています。自然なみかんの味をお楽しみいただけたらと思っています。

ミ)
最後にミレーのお客様に一言お願いします。

刈)
これからどんどんみかんが美味しくなっていきます。今年は特に美味しいみかんに育ってくれました。ぜひ食べてみてくださいね。

商品を持つ苅米さん

ただ甘いだけのみかんではなく、しっかりとした酸味とコクのある味をお楽しみください。



みかんヨーグルト寒天
みかんヨーグルト寒天を作ってみました。素材が美味しいとおいしさも増します。
風子 取材に行った日はとてもいいお天気。青空の下、オレンジ色に色づいたみかんたちが元気よく実っていて、とっても気持ちのいい取材の時間でした。自分の手で木からもいで食べたみかんは、とっても美味しかったです。化学肥料を使わなくてもこんなに立派に美味しく育っているみかんの木に感動しちゃいました。房総十字園のみかんは、みかん本来のちょっと酸っぱくコクのある味わいです。皆さんもをぜひ一度食べてみてくださいね!
取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2006年10月12日
 
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