五木田さんの多古米

今年もまた美味しい新米の季節がやってきました。多古米を作っている五木田さんの取材は台風の影響で日程がなかなか決められませんでした。ようやく台風が去った後、心配しながら田んぼに行くと、こうべを垂れた稲穂たちが強風にも倒れず、元気に実っていたので安心しました。

多古米が大人気の五木田さん。今年も稲刈りの季節がやってきました。

ミレー風子)
こんにちは。今日は真夏のように暑いですね~。今年もまた取材の時期と台風が重なってしまい、取材が間に合うのかドキドキでした。この前の台風の後、稲は大丈夫でしたか?

五木田さん)
この時期は台風シーズンだからしょうがないねえ・・・確か去年も台風だったんだよね?今年の台風は風が強かったけど、稲が思ったよりも丈夫だったので安心したよ。

五木田繁さん
稲刈り作業真っ最中。五木田さんにお話しをうかがいました。
田んぼ
緑に囲まれたさわやかな田んぼです。

コンバインで進む五木田さん
コンバインに乗って稲を刈り進む五木田さんです。

ミ)
ここの田んぼは私も初めておじゃましました。今までの田んぼの場所よりもずっと奥まっていて、谷津田に囲まれたいい場所ですね~。今刈っていた田んぼは、随分雨水が入ってしまったようですが、稲刈りには支障がなかったのですか?

五)
コンバインが動かしにくいけれど、それほど地盤が軟らかいわけではないから何とか大丈夫だったよ。最終的にコンバインでできないすみっこの方などは、奥さんや息子たちが手刈りでやっているよ。

ミ)
この谷津田周辺は皆、五木田さんの田んぼなのですか?

五)
この辺りで稲刈りが終わっていない田んぼはみんな家のだよ(笑)。今年は暑かったから、延べ日照時間から算出して、稲刈りはどこもみんな早かったんだ。だから他所は台風の前にほとんど稲刈りが終わっているんだよ。

ミ)
いつ頃から稲刈りを始めたのですか?

五)
今年は稲の生育が早かったから、早稲の品種はお盆明けの8月19日から始めて、コシヒカリも8月末からやっているんだけど、田んぼは80枚以上あるし、場所もあちこちにあるから、なかなか思いように進まないねえ。

今年の収穫量は少なめですが、台風にも負けず元気に育ちました。
 五木田さんの田植えや稲刈りは、奥さんやお子さん、そしてお孫さんまで、いつもご家族総出です。先週までは娘さんが泊りがけでお手伝いされていたそうです。
  五木田さんが運転するコンバインのタンクが刈り集められた籾でいっぱいになると、筒でトラックのコンテナに移し変え、それを乾燥室に運ぶのは息子さんの役目。五木田さんはまたいつものように立ったままコンバインを動かしています。
  その間、ご家族の方たちは田んぼのヘリの部分の稲を手刈りして集めたり、倒れている稲を起こしたり、お茶の準備をしたり・・・皆さんで協力しながら仕事を進めていきます。
刈り取った籾をトラックのコンテナに移し変え
刈り取った籾をトラックのコンテナに移し変えます。家族総出の作業が一日続きます。
休憩中の五木田さん
スイカを食べながら休憩です。

稲
黄金色の稲。7月の日照不足の影響で、今年の収穫量は少なめだそうです。
ミ)
今年のお米、五木田さんのお宅ではもう食卓に登場しましたか?

五)
昨日ね、乾燥機の試運転にかけたものを初めて食べてみたよ。やっぱり新米 は美味しいねえ~! 私のお米は家族はもちろん、一緒に住んでいない子供たちや孫たちもみんな美味しいと言ってたくさん食べているからね。毎年新米がとれるのを楽しみにしているんだよ。

ミ)
今年の夏は暑すぎたので、高温障害などが出るのではないかと言われていたようですが・・・。

五)
そうなんだよね。あんまり暑いと中のお米が白くなって割れてしまう高温障害が発生する場合があるんだけど、どうやら大丈夫そうだね。でも7月の日照不足のせいで、千葉県全体でも今年のお米の収穫量は、やや少なめだと発表されたんだよ。

ミ)
まだ稲刈りが終わっていないのに、どうやって収穫量の予測を立てるのでしょうか?

五)
県の方でいくつかの田んぼで実験的に坪数を決めて、その中の稲を刈って、入っているお米の粒を数えるんだよ。その量によって収穫見込み数を予測するんだ。

ミ)
そんな中で五木田さんの多古米は、どうですか?

五)
うちもちょっと少なめになるかもしれないけれど、台風に見舞われても、ほとんどの稲は倒れず元気にたっているでしょ?思ったよりも被害が少なくてよかったよ。

今年も美味しいお米を作りました。ぜひたくさん食べてください。

ミ)
必要以上に農薬を使わずに育てているから、土もできているし、稲たちも元気なんですね!

五)
今年も「BAY FM(ベイエフエム:千葉県にあるFMラジオ局)」の「POWER BAY MORNING」という番組で、田植えから稲刈りまで、お米ができる過程を番組の中で紹介してもらっているんだけど、今週は稲刈りの様子が収録されるんだよ。そのせいかどうかわからないけれど、年々多古米の知名度があがっていくみたいだね。ほのかな香りと程よい粘りが美味しい多古米は、きっと一度食べたら気に入ってもらえるんだろうねえ。今では東京に住んでいる人でも、多古米の町として多古町の名前を知っているくらいだよ。

ミ)
本当に五木田さんのお米はミレーでも大人気で、美味しいと大評判ですものね!特に新米はピカピカしていて水分もたっぷりで、毎年一番最初に食べる時はいつも感動してしまいます。

五)
お米作りの作業自体は、毎年ずっと同じでも、その年のお米が豊作かどうかは、天候や諸条件によって違ってくるからねえ。それでも新米を食べる時は嬉しいね~。

稲刈りの終わった田んぼ
稲刈りの作業がようやく終わりに近づきました。土も稲も元気な田んぼ。来年も楽しみです。

作業にあたる五木田さんのご家族
五木田さんのご家族も、刈り終えた田んぼを前にほっとした様子です。

ごぼうと昆布の炊き込みご飯
五木田さんの新米でごぼうと昆布の炊き込みご飯を作りました。新米の美味しさがいきいきしています。

ミ)
無事に稲刈りが終わって、お米が収穫できるとほっとされるのではないですか?

五)
そうだね。稲刈りはお米農家にとって、その年の区切りみたいなものだからね。ミレーのお客さんもお待たせしていますが、いよいよ来週からはお届けできると思います。今年も減農薬で美味しいお米を作りました。たくさん食べてくださいね!

風子

ここ数年、種まき、田植え、稲刈りなどの取材で五木田さんの田んぼには何度もおじゃましているのですが、今回は可愛らしいお孫さんたちにお会いすることはできませんでした。というのも、あまりに暑かったので途中からお家の方に避難した?ということなんです。いつもおじいちゃんが仕事をしている横で遊んでいるのでそのほのぼのした姿を見るたびに、いいなあと思っていました。きっとお孫さんたちも五木田さんの新米をたっぷり食べたことでしょう。皆さんもどうぞお楽しみに!

取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2007年9月3日
 
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