ミ)
ミレーでも多古米はおいしいととても人気がありますよ。斉藤さんのお米の特徴を教えていただけますか?
斉)
うちで作っているのはコシヒカリだよ。田植えの1週間後に除草剤を一回、散布するだけの減農薬米なんだ。粒がやや小さめだけど、粘りがあって甘みが強くて、とてもおいしいお米だと思うよ。コシヒカリは茎が長くなるので倒れやすくて弱い稲なんだけど、やっぱり旨い米だよ。
ミ)
田植えの後に一回散布するだけだったら、限りなく無農薬米に近い減農薬米と言ってもいいくらいですね。
斉)
そうだね。稲を植えてからすぐに雑草が生えてしまうと稲がやられてしまうんだよ。でも最初のうちに草が生えてこなかったら、後はどんどん稲が大きく育って、大きくなる頃にはもう草に負けないくらいになっているからね。
ミ)
斉藤さんはずっと農業をやっていらしたのですか?
斉)
芝山の農家の生まれだからね。でも若い頃はサラリーマンもやったことがあるよ。請け負ってよその田んぼの米を作っていたこともある。反対運動にも参加していた。でも結婚を機に家を建て、本格的に農業をやるようになったんだ。葉物を中心に無農薬の野菜も作っているよ。結婚が遅かったから下の子供はまだ3歳なんだけど、やっぱり子供たちにこのふるさとを残してやりたいなあと思ってね。
ミ)
他にもお米を作っていらっしゃるのですか?
斉)
仲間たちと酒を作るために酒米を作ったり、向こうにネットを張っているのはアイガモを田んぼに入れて米を育てるアイガモ農法の田んぼだよ。
ミ)
アイガモ農法というのはよく聞くのですが、どういう農法のことを言うのでしょうか?
斉)
アイガモというのはアヒルとカモのかけ合わせなんだけど、田んぼにアイガモを放つと稲の間を泳ぐでしょ。そうすると田んぼの土が濁って雑草が伸びにくくなるんだよ。だからアイガモのいる田んぼの土はいつも耕されているような状態になるんだ。それに水の中にいる虫も食べてくれるし・・・。
ミ)
本当だ。並んで泳いでいてアイガモがとてもかわいいですね。
斉)
でもこの前、ネットを張る前に田んぼにアイガモを放したら、一晩でほとんどをカラスにやられてしまったよ。アイガモの天敵であるカラスやオオタカ、犬などの防御もしなればならなくて、けっこう手間がかかるんだよ。この線には電気が流れている。犬などはこれに触れると驚いて二度とアイガモを狙わなくなるけど、空からもやってくるから、テグスを張ったりもしているんだ。
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除草剤を一回散布するだけの減農薬で作っているそうです。

「やっぱり子どもたちにこのふるさとを残してやりたい。」農業に対する真剣な気持ちを語ってくださいました。

アイガモというのはアヒルとカモの掛け合わせなんです。

田んぼをさっそうと走るアイガモ。

アイガモを抱く早川店長。やわらかな羽毛がかわいい!
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