違いは歴然 パン職人のパン
ミ)
人気のあるパンの種類を教えていただけますか?
シ)
バイトブロートという名前のホワイトブレッドはいわゆる食パンで、定番品。一番オーソドックスなものです。水と塩と小麦粉だけで作っています。それからカレンズ。これはレーズンより酸味の強いコリントレーズンという小さなレーズンを入れて焼いたもの。どっしりしていておいしいです。カンパーニュはフランスの田舎パン。丸くてどっしりしていて一番、野生酵母の味わいが出ているんじゃないかと思います。ライ麦の分量の多いライクルミパンも人気です。あとはクロワッサンやデニッシュなどのポピュラーなパンも焼いています。ちょうど今、パンが焼けたので、ちょっと食べてみてください。多分味も以前とは変わっていると思います。
ミ)
わあ、本当に久しぶりに食べるショパンさんのパンの味!やっぱりおいしい!生地がむっちりとしていて小麦の風味がありますね。酵母の匂いがやさしくて、「本当のパンの味」という感じがします。噛めば噛むほど味が出るパンだって、よく前に言ってましたよね。焼きたては特に格別ですね。
シ)
本当はみなさんに焼き立てだけを食べてもらいたいんだけど、これを袋に詰めるのにやっぱり1時間くらいは冷まさなきゃいけないから、中々焼きたてはお届けできないんですよ。
ミ)
今日はほっかほかの焼きたてパンが食べられてラッキーでした。ところでこれから、どんなことをやっていきたいですか?
シ)
外に石窯を作ったんですよ。石窯というのは熱源は薪なのですが、耐熱煉瓦を温めて、輻射熱で焼くので、遠赤外線効果があって、焼き上がりがおいしいんです。5分くらいで焼けてしまうのですが、本当は火の調整をしながら1時間くらいかけてじっくり焼く方がもっとおいしくなるんです。でも火加減が安定しないから失敗することも多く、とてもたくさん焼くことはできないので、それを販売することはできませんが、少人数でパン教室をやったら楽しいだろうなあと思っています。以前もやっていたのですが、これから暖かくなるので再開してみようかなと思っています。
ミ)
石窯焼きの野生酵母のパンなんて本当にぜいたくですよね。でもここまでこだわった作り方をしているパン屋さんは中々いませんね。パン屋というよりもショパンさんはパン職人さんですね。ミレーで先週、ちょっとだけご紹介したら食べてみたいという方のお問い合わせが全国から殺到しました。
シ)
でも私は一人で作っているし、ご覧のとおり、全部手作業なので、とてもそんな量産できないんですよ。できる数には限りがありますから。
ミ)
最後にパンを扱う上での注意点というのは何かありますか?
シ)
常温で置いておいてもけっこう日持ちはします。冷蔵庫では味が落ちるので、なるべく早く食べてほしいのです。できたらパンの入っているポリエチレンの袋からは出して紙の袋に入れ変えた方が日持ちはします。でもどうしても食べ切れなかったら、スライスしてキチンと密封してから冷凍して下さい。冷凍庫は水分が抜けておいしくなくなりますから。冷凍のパンを焼く時は霧吹きを少し吹いて、アルミホイルに包んで焼くのもいいですよ。
ミ)
今日はどうもありがとうございました。こだわりのおいしいパンをこれからもたくさん作って下さいね。
地元では知る人ぞ知る、本当においしいパンを焼くパン職人の円道寺友一さん。ふわふわとした触感や、混ざりものの香料の匂いなど何もない、そのかわり、歯ごたえのある粉の味わいと、かすかなに香るやさしい酵母の匂い。とってもシンプルな「ほんものの」パンで風子も大好きです。それを地道に作っている円道寺さんはまさにカリスマパン屋!?。ミレーの皆さんにもぜひ食べていただきたいでーす!。 風子でした。 |