ミレーのある千葉県多古町のお隣に、芝山町という湧き水の流れる自然豊かな町があります。谷津田と呼ばれる小さな谷間にある田んぼが多く存在し、蛍やカエル、イナゴなど、多くの生き物が住む場所に斉藤さんの田んぼがあります。
谷津田は一般的な田んぼと違って棚田のように大きさも違うので、大きな機械が入りにくく、田植えも稲刈りも時間がかかります。それでも斉藤さんは、この谷津田を中心に稲作に取組んでいます。
「この辺りは山からの美味しい湧き水が出る場所だから、子供たちにこのふるさとを美しいまま残していきたいなあと思っているんだよ。農薬で水や土地を汚染したりせず、自然のままに育てていけたらと思っているよ」と斉藤さん。
出来るだけ農薬を使わないようにと考えた末に始めたのが、アイガモの力を借りて完全無農薬で育てるアイガモ米作り。「今年は今までで一番の出来だよ」とにっこりと笑いながら、見事に実った黄金色の稲穂を見つめる斉藤さん。
嬉しいのも当然です。なぜなら、斉藤さんのお米が無事に収穫時期を迎えるのは、そう簡単なことではないからです。
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