この長柄町でお米を作っている伊藤孝さんは、農家の4代目。現在5.5ha(東京ドーム約1.1個分)の大きさの田んぼで稲を育てています。伊藤さんのお父さんの代から田んぼを大きくしていきました。しかし、伊藤さんが40歳の時にお父様が亡くなられ、消防職員として仕事をしながら手伝いをしてきた伊藤さんは、全てを引き継ぐことになったのです。
伊藤さんは、兼業農家として「一般的」な稲作農家さんと「同様に」、苗を作る種の消毒剤、苗を育てる土の消毒剤、苗を植えた時の初期除草剤、しばらくたってからの中期除草剤、害虫を殺す殺虫剤や殺菌剤など、最低8種類の農薬を使ってきました。しかし、10年ほど前から「このままで本当に良いのだろうか・・・?」と思い悩んでいました。
そしてお孫さんがお2人生まれた3年前に、いつも新米を一緒に食べていた奥様が「毎年、新米の香りが無くなってしまってるよ」とこぼした言葉にショックを受け、「化学肥料の力で無理やり育てたお米ではなく、本来の土の力で育てたみずみずしい香りのするお米を作りたい!」と心を固めました。
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