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ミレー風子)
こんにちは~。これが種籾ですか?種まきの前に干しておくのですか?
斉)
それはね、機械に入れる前に種籾が湿っているとやりにくいので、乾かしているだけなんだよ。
ミ)
えっ?機械に入れるって何ですか?確か今日はお米の種まきをする日ですよね?田んぼには行かないのですか?
斉)
種まきと言っても田んぼに直接種を蒔いていくわけじゃないんだよ。苗床を作るための機械があって、それを使うんだよ。家庭菜園ならともかく、うちくらいの規模になってしまうと、苗床を機械で作らなければとても作業が間に合わないからね。今日は向こうにある自動播種(はしゅ)機という機械を使って種まきをするからじっくり見ていってよ。
ミ)
それでこの種を干して乾燥させているんですね。実は私、お米の種ってどうやって蒔くのかまったく想像がつかなかったんです。あっ!よく見ると種籾から芽が出ているようなのですが・・・。
斉)
そうなんだよ。鳩胸状態といって、種がちょっとだけ発芽している状態を言うのだけれど、この状態で種を蒔くと、よく発芽するんだよ。おいしいお米を作る第一歩ってところだね。
ミ)
斉藤さんのお米は、薬を使った種籾消毒は一切していないとお聞きしましたが・・・。
斉)
そうだよ。通常のお米では、病気にかかりにくくするために、種籾の段階でも薬をかけるんだけど、うちは無農薬でお米を作っているので、種籾の消毒にも薬は一切使わずに温湯殺菌という方法をとっているんだ。
ミ)
どういう方法で消毒するのですか?
斉)
種籾をお湯に漬けて消毒するんだ。ここに種籾消毒機というのがあるでしょ?お湯に漬ける時間や温度を設定して管理できる機械なんだけど、この機械で60度のお湯に10分間、種籾をつけておくんだよ。
ミ)
温湯消毒が終わったらすぐに種まきをするのですか?
斉)
種籾は保存の段階で、水分の割合が14~15%になるように乾燥させているから、蒔く前に元の状態に戻してやらなければならないんだ。そのために1週間ほど12~13度の水に漬け込んでおく必要があるんだよ。
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