元気なにわとりいっぱい!

元気なにわとりいっぱいの「にわとり村」に行ってきました。

ミレーのある多古町の次浦という集落で、「にわとり村」という名前の養鶏場をやっている佐藤國友さんのお宅をお訪ねしてきました。
 実は國友さんと風子は前からの知り合いでした。にわとり村の収穫祭では毎年、風子もアジアの雑貨をどっさり持って、鶏舎の前でお店を開かせていただいていたんですよ。風子の仲間うちではとっても有名な?國友さんのことをみなさんにもぜひ知っていただきたくて取材させていただきました~!。

ミレー風子)
こんにちわ。お久しぶりでーす。今日は取材で伺いましたのでよろしくお願いしまーす。

佐藤)
取材、ちょっと待っててよ。今、テレビ見ているところだから。

ミ)
何か、おもしろい番組でもあるのですか?

佐)
オレ、これからテレビに出て話すからさ、一緒に見ようよ。

ミ)
えー國友さんが出るんですか?じゃあ見なくちゃ。

・・・と言って風子もコタツに入れていただきながら、一緒にテレビに向かう。先日NHKホールで収録された番組「地球大好き特集」の中で「環境メッセージ ユニークな取り組み競演」というテーマで千葉県からは何人かの有機農業の実践者と共に國友さんもゲストで番組に出演していたのでした。ちょうど取材の朝は、その番組がオンエアされたばかり!。しばらく取材はお休みして、あーだのこーだの言いながら奥さんのかよ子さんと3人で番組を一緒に見ることにしました。

ミ)
あ、映ってる映ってる。國友さんちょっと気取ってませんか?いつもと感じが違うみたいですが・・・。

佐)
そりゃ、緊張するでしょ。何回もリハーサルやったんだよ。朝の7時半にNHKホールに行って、1日がかりだったんだから。

ミ)
あ、おかげさま農場の高柳さんだ。石上さんもいますね。石上さんはこの前取材に行ったばかりですよ。他にも知っている顔がいっぱいいますね。でも國友さんの顔、司会の柳生博さんの顔に隠れちゃって、あまり見えないですね。座った場所が悪かった(よかった?)のかな?。

佐)
竹下景子とかさ、安藤忠雄さんや田部井淳子さんなんかも出演しているからサインもらってこようかなって色紙10枚持ってったんだよ。でも結局1枚ももらってこられなかったよ。

ミ)
ところで、この番組の出演はどこからお声がかかったのですか?

佐)
柏にあるせっけん工場(NPOせっけんの街)の中岡さんからだよ。菜の花プロジェクトの試みが紹介されるっていうんでね、千葉の花である菜の花を育てて、そこからなたね油を搾り出し、揚げものに使った廃油を回収して車も走らせようというリサイクル循環のモデルケースなんだよ。うちも、それに賛同して菜の花を2年前から植えているんだよ。ミレーにも出荷しているおかげさま農場でも菜の花を作っているから声かけて総勢9名で行ってきたんだ。

● 生産物:有精卵
● 所在地:千葉県香取郡多古町

「にわとり村」の佐藤國友さんです。
「にわとり村」の佐藤國友さんです。

 

 

 

奥さんといっしょに。手にしているのは「にわとり村の有精卵」です。
奥さんといっしょに。手にしているのは「にわとり村の有精卵」です。

 

 

平飼いで有精卵を育てています。平飼いで有精卵を育てています。

はじめは鶏舎も手作りでした。


ミ)
どうりで知った顔がたくさんあると思いました。じゃあ、番組が終わったので、お話の方お願いしますね。ところで國友さんはお幾つになられたんですか?

佐)
えーっと53歳だっけな。養鶏を始めてからはもう21年くらいになるよ。

ミ)
私は5年ほど前に初めてお会いしたのですが、ずっと以前から養鶏をやっていらしたんですね。きっかけはどういうものだったんですか?

佐)
オレは九州の生まれで東京で育ったんだけど、奥さんの家がここでずっとお米を作る農業をしていたんで、結婚してここで一緒に農業をやるようになったんだよ。最初は慣行農業だったんだけど、やるのなら循環型の農業をやりたいと思ったんだ。ニワトリにクズ米や野菜を食べさせて、鶏糞を肥料にして今度は米を作る。最初はまず化学肥料を減らそうと、鶏糞を田んぼに入れることから始まったんだ。そのうち田んぼにアイガモを放ち、アイガモに虫を食べてもらって、農薬をかけないようにしたいわゆる「アイガモ農法」に取り組むようになっていった。正業は養鶏なんだけど、そんなんでお米も無農薬で作るようになっていったんだよ。

ミ)
何羽くらいニワトリがいるんですか?

佐)
始めた頃は400羽だったんだけど、徐々に増えていって今は800羽。鶏舎もみんな手作りで自分で作ったんだよ。

ミ)
國友さんは器用で何でもお作りになりますものね。鶏舎にも何か特徴があるのですか?

佐)
間口2間で奥行き5間の10坪の面積に80~100羽飼っているんだけど、これはかなりゆったりしている飼育だと思うよ。100羽に対してオスは5~6羽いるよ。開口部が広くて、よく風が通るようにできているんだ。ニワトリは暑さに弱いからね、夏は特に風通しが重要なんだ。

ミ)
ケージ飼いと違って元気に動き回っていますね。

佐)
そう。ケージ飼いは動けないしストレスも溜まりやすいから口ばしを切って、突き合いをなくすようにしている。でも元気に地面を歩いて、たっぷり運動していれば健康で病気にもかかりにくいんだよ。うちはヒナから育てているんだけど、よく運動させているから健康だし、抗生物質や抗菌剤は一切使っていないよ。

鶏舎には800羽のにわとりがいるそうです。
鶏舎には800羽のにわとりがいるそうです。

 

最初は鶏舎も手作りで作られたそうです。
最初は鶏舎も手作りで作られたそうです。

 

 

鶏舎の中ではにわとりが元気に歩き回っていました。 鶏舎の中ではにわとりが元気に歩き回っていました。

にわとりの健康管理はえさを与えるときに。

ミ)
エサはどんなものを食べているんですか?

佐)
大豆やとうもろこし。もちろん遺伝子組み換えのないものを使っている。それに、ポストハーベストフリー(収穫後も農薬をかけていないもの)のものだよ。朝にそれらを与えてから、昼に青草(牧草)を細かく刻んで与えているんだ。青草にはカロチンや繊維がたっぷり入っているから黄身の色も自然な黄色になるよ。よそでは着色料で黄色くしている所もあるようだけどね。それと、うちの卵は平飼いだから有精卵なんだよ。ほのかに甘くてコクがある黄身が自慢なんだ。

ミ)
青草もご自分で栽培されているのですか?

佐)
そうだよ。鶏糞を肥料にして、いい牧草ができるんだ。時期をずらして種をまいているから、一年中途切れることなく、牧草があげられるんだよ。千葉は冬でも牧草ができるからいい土地だよね。

ミ)
健康管理というのはどういう点に気をつけていらっしゃるんですか?

佐)
エサやりの時だね。鶏舎の戸を開けて入って行くでしょ。真ん中にエサを置くんだけど、ニワトリがそれに合わせて寄ってくるんだよ。その時、群れからはずれているものとか、様子がおかしいものとかは見ていればわかるよ。だからエサをやるのは一番健康状態を見るのには重要だね。青草以外にも人参や芋をそのまま置いておくの。うちのはよく口ばしで突いて、そのまんまの野菜も喜んで食べてるよ。

ミ)
田んぼの肥料はどうやって作っているのですか?

佐)
ヒヨコの時から鶏舎に稲ワラを敷き詰めておくの。鶏糞と稲ワラと地面から出てくる微生物がミックスされ発酵していくから、そのまま田んぼに入れても大丈夫なんだ。それにうちの鶏糞はさらさらしていて臭くないんだよ。

ミ)
それで、無駄なく循環されていくわけですね。卵のケースに「ぜひニワトリ村に来てください」と書いてありますが、そうした飼育方法を皆さんにも見ていただけるといいですよね。

佐)
そうなんだよ。いつ見てもらっても恥ずかしくない飼い方をしているからね。うちの場合、大半が産直で販売しているので、消費者と直接、顔の見える関係だから、見学の受け入れはとても多いんだよ。子供達もよく見に来るしね。小学生が鶏舎に入って卵を拾ってくると「まだ温かかくて感動しました」なんて言うんだよね。今の人たちは生産現場と消費現場が分断されているでしょ。スーパーのパックの鶏肉とニワトリが結びつかなくなるんじゃないかなって思うんだ。「いただきます」っていうのは「命をいただいています」ということでしょ。他の命をいただいて人間も生きているのだから。でもそのことが、都市で生活していると中々実感することができないよねえ。いつか子供たちの前でニワトリをさばいているところを見てもらいたいなあとも思っているんだ。


にわとりのエサにもこだわりがあります。
にわとりのエサにもこだわりがあります。

 

エサを与えるときににわとりの健康をチェックしているそうです。
エサを与えるときににわとりの健康をチェックしているそうです。

 

元気についばんでいます。
元気についばんでいます。

 

にわとり村の卵のケースには「ぜひニワトリ村に来てください」と書いてあります。 にわとり村の卵のケースには「ぜひニワトリ村に来てください」と書いてあります。

にわとりの健康管理はえさを与えるときに。

ミ)
大学生がニワトリの絵を書いて4本足だったなんていう、冗談みたいなホントの話もあるくらいですものね。これから都会ではもっともっと生きている命と触れ合うということが減っていってしまうのでしょうね。私も以前、二ワトリをさばいたことがあるのですが、手羽って本当に羽の所なんだなあと思ったり、毛を抜いて行く作業にてこずったり、生きているニワトリの命が肉として食べられるようになるまでの過程を経験して、本当に大変なことなんだなあと思いました。そんなふうにしていただく命を決して無駄にしてはいけないなあと・・・・。

佐)
うちでは田植えとか稲刈りとか、収穫祭とかさあ、イベントみたいなこといっぱいやっているんだけど、まあ、いろんな人にこういった生産現場に触れていってほしいなあと思うんだ。手伝ってくれるスタッフもいい人がたくさんいるしね。ここは四方を山に囲まれているから、めったなことでは騒音の問題もないからコンサートもできるし、何しろいい場所でしょ。だから、たくさんの人がニワトリ村に来てくれるといいなあと思っているんだよ。

ミ)
國友さんはとても夢が多い方ですが、これからしていきたいことって何かありますか?

佐)
今、鶏舎の裏の畑を借りている人が何人かいるんだけれど、クラインガルテンのような市民農園ができるといいなあ。それに泊りがけで畑仕事ができるような宿泊所も作りたいんだよ。あの山の中にドームハウスを建てることが夢なんだ。

ミ)
きっとずっと國友さんはいろんなことを手がけ続けていくから、ニワトリ村の活動もどんどん広がっていくことでしょうね。今年の収穫祭には風子もまた参加しますので、よろしくお願いしますね~。

元気なニワトリを育てながら、人が集まる場を作るのがお好きな國友さんの夢はどんどんふくらんでいきます。いつかあの山にドームハウスができて、畑をやりながら、みんなで泊まれたら楽しいだろうなあと思います。みなさんもぜひニワトリ村に遊びに行って見てくださいね。

風子でした

取材 2004.03.08

平飼いで有精卵を育てています。
ぜひ元気に生きているにわとりの姿を見てほしいものです。

 

平飼いで有精卵を育てています。
にわとり村はイベントいっぱいです。佐藤さんの夢はまだまだふくらんでいます。

 

平飼いで有精卵を育てています。いつかあの山にドームハウスができることでしょう。

 
お客様の声
 


 
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