産直の新鮮をお届け 八千代牛乳
今回、ミレーが販売することになった牛乳は、日本の酪農の発祥地である千葉県にある、八千代牛乳さんの牛乳です。牛乳本来の風味を損なわない低温殺菌の美味しい牛乳を作っているところです。八千代牛乳さんでは、50年も前から生産牧場と製造工場、そして流通までトータル的に管理し、産直を実践しているんですよ。そして美味しい牛乳に欠かせないのは原乳となる牛のお乳。その生産者の一人である酪農家の藤崎さんの牧場でおいしさの秘密をいろいろと聞いてきましたよ~。
大栄町 藤崎 文雄さんの牧場にやってきました。

 

ミレー風子)
こんにちは。とても開放的な牛舎で清潔な感じがしますね。においもあまりないように感じるのですが・・・。

藤崎)
今は、冬だからね、あまりにおいがないけれど夏になったらやっぱりにおうよ。でも一般的な牧場に比べたら八千代牛乳の牧場はにおいが少ない方かもしれないね。

ミ)
こちらの牛舎には何頭くらいの乳牛がいるのですか?

藤)
うちは成牛が30頭いて搾乳している牛だけこの牛舎にいるんだよ。向こうの棟が分娩棟で、出産2ヶ月前になったら移動させて母牛を休ませてやるんだ。うちは一人でやっているから、このくらいの数でないと対応しきれないんだよ。牛も人間と同じで出産まで10ヶ月かかるし、一度に1~2頭しか生まれないし、出産できる回数は一生のうちで3度くらいなので、子牛を増やすのも大変なんだ。

ミ)
牛の人工授精や出産まで藤崎さんが立ち会うのですか?

藤)
種付けや受精したかどうかの確認は獣医さんにやってもらっているよ。だけど出産に関しては順調に発育して太りすぎていなければ、大体、自然に生まれるものなんだ。

ミ)
子牛を育てるところから牛を管理しているのですね。

藤)
耳にカードが貼ってあるでしょ?あれが牛の管理番号なんだよ。生まれた年や与えた飼料、出産回数や病歴など牛の履歴がわかるようにしてあるんだ。八千代牛乳では牧場の生産者一人一人に安全管理のためのパスポートがあるし、牛一頭一頭にもパスポートがあって常に健康状態をチェックしているんだ。

ミ)
牛は出産するとすぐにお乳が出てくるのですか?

藤)
そうだよ。出産後すぐにお乳が出てくるので、出産したら分娩棟から牛舎に移動して毎日搾乳するんだ。だから生まれた子牛は母牛のお乳を直接飲まずに、人間が哺乳瓶で与えているんだよ。もし生まれた牛が牡牛だったら肉牛になるので1ヶ月半したら飼育牧場の方に移動させるんだ。

 

 

生産物:牛乳
所在地:千葉県香取郡大栄町

大栄町 藤崎 文雄
大栄町の藤崎 文雄さんにお話を伺いました。

 

牛舎
牛舎の中はとても清潔でにおいもあまりしませんでした。

 

子牛
かわいい子牛もいました。

 

牛の管理カード
牛を管理するカードが耳についています。

 

質のいい牛乳を作るには、乳牛が健康でなければなりません。

 

ミ)
牛のお乳はいつまで出るのですか?

藤)
搾り続ければずっと出て来るんだよ。妊娠してもお乳は出続けている。そのかわり、病気になって牛乳にできないお乳でも必ず搾乳してやらなければならないんだ。

ミ)
搾乳はいつ頃するのですか?

藤)
朝7時頃から掃除したり飼料をあげたりして、その後、9時からお昼過ぎくらいまでに午前中の搾乳をして、午後は5時頃から搾乳をしているよ。平均すると一頭から一日25kgくらいのお乳が搾れるんだよ。牧場というのは毎日、搾乳など同じ作業の繰り返しでね。お正月でも集乳はあるから、自分の用事がある時はヘルパーさんに頼むんだ。生き物相手だから毎日作業があるんだよ。

ミ)
牛の糞はとてもいい堆肥になるのですよね。これらはどうするのですか?

藤)
糞は牛の健康状態を知るために欠かせないので、下痢していないか、体調は良いかなど、糞を見ながらチェックしていくんだ。下に敷いてあるのはおが屑なんだけど1ヶ月に一度入れ替えているんだよ。それを向こうの堆肥置き場で休ませて、ミレーにも野菜を出荷しているみみずの会の畑の堆肥などにしているんだよ。一度に4トン分くらいのおが屑を入れるんだけど、出す時は糞の分が増えているから2トンダンプ5台分くらいの量になっているね。

ミ)
飼料はどのようなものを与えているのですか?

藤)
質のいい牛乳を作るためには、まず乳牛が健康でなければならないんだ。だから八千代牛乳の全ての生産者は、栄養状態を考慮しながら配合された特別な飼料を与えているんだよ。遺伝子組み換えをしていない穀物とポストハーベストフリー(収穫後に農薬散布のないもの)のトウモロコシや牧草を与えているんだ。

 

 

干草
干草が山積みされています。

 

外にいる牛
牛の糞は、健康状態を知るためにこまめにチェックするそうです。

 

飼料
飼料は遺伝子組み換えをしていない穀物とポストハーベストフリーのトウモロコシや牧草を与えているそうです。

 

酪農体験もできます。ぜひ元気な乳牛を見に来てください。

 

ミ)
今も顔を出して牧草を食べていますが、何となくのどかな雰囲気ですねえ。

藤)
牛は胃袋が4つあるので、一日中何か食べているんだよ。それから寒さには強いから心配ないけど、代わりに夏の暑さに弱いから、夏は牛舎の上にファンをつけて風を送ってやったりしているんだ。それに、なるべく自由な状態で飼育したいと思っているので、放牧もしてるんだよ。

ミ)
八千代牛乳では生産者と消費者の交流にも力を入れているそうですが・・・。

藤)
そう。この牛舎にも産地見学にたくさんの人が来るんだ。こっちの建物はそういう人たちが泊まって牧場体験ができたらいいなと思って建てた宿泊棟なんだよ。子供たちにも自分自身で、牛の姿を見て、においをかいで、触って感じて、食べていってほしいんだ。命に触れる機会になったらいいなと思っているんだよ。

ミ)
宿泊棟まで建ててしまうなんてスゴイですね。人が集まるようなイベントはお好きなんですか?

藤)
もともとうちは農家で、私はサラリーマンも25歳くらいまでやっていたんだよ。それでも昔から酪農をするのが夢で、ちょうど傾斜地の畑があったので、牛舎を建てて最初は牛1頭から始めてみたんだ。もう30年近く前になるかな。牛に触れて体温やにおいを感じてさ、みんなに酪農を体験して欲しいなと、その頃からずっと思ってやってきたんだよ。

ミ)
見学に来た方には、どんなことを感じていってほしいですか?

藤)
生まれたばかりの子牛は可愛いでしょ?見学に来た子供が、哺乳瓶でお乳をあげたりなでたりしているうちに愛着がわいて来たそうなんだ。でもそんな可愛い子牛も大きくなったら人間に食べられちゃう。ここにいる牛たちはみんな人間のために生きているようなものだよね。それがかわいそう、だけど命ってそういうことなんですね・・・と感想をくれた子供もいたんだ。単に牛はくさいとか言うことではなく、何のためにいるんだろう?って子供たちが考えるきっかけになってくれたらいいかな。

ミ)
食べるという行為は、命をいただくということのなのですが、生産現場とかけ離れた生活をしていると、それがわかりにくくなってしまいますよね。

藤)
そうだね。牛だけでなくてさ、隣りに畑もあるから、みんなで野菜を作ったりバーベキューをしたりして、ここで楽しく過ごしていってくれたらいいなあと思っているよ。ただし、来た以上お客さん扱いはしないから、作業も手伝ってもらうし、自分のことは自分でやってもらうんだけどね。そして本当に美味しくて安心して食べられるものを食べていってほしいなあと思っているよ。

藤崎さんの牧場は、明るくて開放的で、とてものどかな感じがしました。それは牧場をやっていらっしゃる藤崎さん自身のお人柄でもあるのでしょう。毎日、同じ作業を繰り返していく中で、命と向き合って、それを子供たちにも伝えていこうとされているお姿が印象に残りました。

みなさんも元気な牛のお乳から作られた美味しい八千代牛乳を、ぜひ毎朝の食卓にどうぞ!

取材:2006年2月20日

 

 

元気な乳牛
元気な牛の姿を見ると気持ちもなごみます。

 

語る藤崎さん
「子どもたちも牛の姿を見て、においをかいで、触って、食べて行ってほしい」と藤崎さんは語ります。

 

遊びにきませんか
酪農体験もできます。「遊びにきませんか」と看板がありました。

 

ぜひ新鮮な八千代牛乳を飲んでください。
ぜひ、新鮮な八千代牛乳を飲んでください。



天然八千代牛乳
さらっとしてほのかな甘みがあります。

 
お客様の声
 


 
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