ミ)
今も顔を出して牧草を食べていますが、何となくのどかな雰囲気ですねえ。
藤)
牛は胃袋が4つあるので、一日中何か食べているんだよ。それから寒さには強いから心配ないけど、代わりに夏の暑さに弱いから、夏は牛舎の上にファンをつけて風を送ってやったりしているんだ。それに、なるべく自由な状態で飼育したいと思っているので、放牧もしてるんだよ。
ミ)
八千代牛乳では生産者と消費者の交流にも力を入れているそうですが・・・。
藤)
そう。この牛舎にも産地見学にたくさんの人が来るんだ。こっちの建物はそういう人たちが泊まって牧場体験ができたらいいなと思って建てた宿泊棟なんだよ。子供たちにも自分自身で、牛の姿を見て、においをかいで、触って感じて、食べていってほしいんだ。命に触れる機会になったらいいなと思っているんだよ。
ミ)
宿泊棟まで建ててしまうなんてスゴイですね。人が集まるようなイベントはお好きなんですか?
藤)
もともとうちは農家で、私はサラリーマンも25歳くらいまでやっていたんだよ。それでも昔から酪農をするのが夢で、ちょうど傾斜地の畑があったので、牛舎を建てて最初は牛1頭から始めてみたんだ。もう30年近く前になるかな。牛に触れて体温やにおいを感じてさ、みんなに酪農を体験して欲しいなと、その頃からずっと思ってやってきたんだよ。
ミ)
見学に来た方には、どんなことを感じていってほしいですか?
藤)
生まれたばかりの子牛は可愛いでしょ?見学に来た子供が、哺乳瓶でお乳をあげたりなでたりしているうちに愛着がわいて来たそうなんだ。でもそんな可愛い子牛も大きくなったら人間に食べられちゃう。ここにいる牛たちはみんな人間のために生きているようなものだよね。それがかわいそう、だけど命ってそういうことなんですね・・・と感想をくれた子供もいたんだ。単に牛はくさいとか言うことではなく、何のためにいるんだろう?って子供たちが考えるきっかけになってくれたらいいかな。
ミ)
食べるという行為は、命をいただくということのなのですが、生産現場とかけ離れた生活をしていると、それがわかりにくくなってしまいますよね。
藤)
そうだね。牛だけでなくてさ、隣りに畑もあるから、みんなで野菜を作ったりバーベキューをしたりして、ここで楽しく過ごしていってくれたらいいなあと思っているよ。ただし、来た以上お客さん扱いはしないから、作業も手伝ってもらうし、自分のことは自分でやってもらうんだけどね。そして本当に美味しくて安心して食べられるものを食べていってほしいなあと思っているよ。
藤崎さんの牧場は、明るくて開放的で、とてものどかな感じがしました。それは牧場をやっていらっしゃる藤崎さん自身のお人柄でもあるのでしょう。毎日、同じ作業を繰り返していく中で、命と向き合って、それを子供たちにも伝えていこうとされているお姿が印象に残りました。
みなさんも元気な牛のお乳から作られた美味しい八千代牛乳を、ぜひ毎朝の食卓にどうぞ!
取材:2006年2月20日
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元気な牛の姿を見ると気持ちもなごみます。

「子どもたちも牛の姿を見て、においをかいで、触って、食べて行ってほしい」と藤崎さんは語ります。

酪農体験もできます。「遊びにきませんか」と看板がありました。

ぜひ、新鮮な八千代牛乳を飲んでください。

さらっとしてほのかな甘みがあります。
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