ミ)
北部酪農協同組合では、美味しい牛乳や牛肉を安全に消費者の元に届けられるよう、製造工場だけではなく農場でも適正農場規範を作っていると伺いましたが。
佐)
そうだね。肥育段階でも衛生管理は徹底されているし、飼料の管理も徹底されているよ。それにIPハンドリンクと言って飼料の穀物を農場から製造工場まで、生産流通の段階で異物がはいらないように管理しているんだよ。
ミ)
それなら牛が食べているものもはっきりわかるし安心ですね。牛の健康管理などはどうしているのですか?
佐)
今は牛が生まれた段階で、伝染病予防のワクチンだけはどこの牧場でも接種させているから、病気にかかるということはほとんどないけどね。それでも糞の状態を見たりして確認しているんだ。エサの時間になっても起き上がらずに食べにこない牛は要チェックだね。ひどい時は牛舎を隔離させて休ませ
てやるんだよ。よほどの時は治療をするけど、その時も、いつ・どの牛に・どんな治療を行ったかもちゃんと記録に残しておくんだ。また治療した牛は一定期間をおかないと出荷してはいけないので、治療するのは若い時で、出荷の近い牛は治療は行わないよ。
ミ)
とても厳しく管理されているんですね。ところで、今は牛肉と言ったらBSE(狂牛病)のことばかりが話題になってしまうのですが、その対策はどうなのでしょうか?
佐)
今は、飼料に肉骨粉を入れていた事が原因の一つと考えられているけれど、北部酪農ではこの騒ぎが起こるずっと前から指定配合飼料を使っていて、肉骨粉などは一切加えていないし、配合飼料の中味も全てわかっているから安心してください。それに、牧場主一人一人にもパスポートがあるし、牛一頭
一頭にも番号が付いていて、何を食べたか、どこで生まれたか、どのように育てられたかという生産履歴が全てわかるように管理されているから大丈夫です。
ミ)
出荷前も検査があるのでしょうか?
佐)
屠場(とじょう)では脊髄や頭など危険と言われている部位は全て処分されていて、枝肉になって冷蔵庫に入れる前にも、全ての牛に対して検査をして、結果が陰性であることを確認しているよ。
ミ)
あらゆる面で厳重に管理されているので、自信を持って牛肉をおすすめできるのですね。それにしてもこれだけたくさん牛がいると牛舎のお掃除も大変ですね。
佐)
そうだね。だけどずっと長いことやっているから、特別に大変だとは思わないけどね。牛舎の下にはおが屑を敷いてあるんだけど、牛糞を取り出して堆肥にするので、20日に1回くらいのサイクルで交換するという作業もあるんだよ。
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