米)
でも、どうやったらこんなに柔らかくなるんですか?
中)
実は、稚内で獲れるタコは、石だことも言われるくらい、煮ると普通はとっても硬くなっちゃうんです。でも、ここで獲れるタコをどうしても使いたかったので、地元の人に聞いて回ったり、詳しい人を呼んで一緒に考えたりしたんです。
どうやって柔らかくするかは企業秘密で言えないんです、ごめんなさいね。でも、熟練した職人さんがこの釜でタコの色を見ながらある温度と時間で茹でて味付けをすると、こんなにおいしく、柔らかく仕上がるんです!
早)
徹底したこだわりですね~。(そう話しながら、箸がとまらない店長。)
中)
はい。やっぱり、添加物は出来るだけ使いたくないじゃないですか。例えば、お家でご飯作る時に、わざわざ添加物を使ったりしないですよね?それと同じです。だから、色を良くするために使うミョウバンも入れませんし、味付けも砂糖・塩・醤油・みりんだけなんです。
米)
そういえば・・・このタコの色、いつも見かける紫色じゃないです!何ていうか、この色のほうが自然だし、おいしそう!昔、おばあちゃんが作ってくれたみたい。
中)
そうなんです。だから、うちのは見た目は悪いかもしれないけれど、これが本当の「浜の母さんの味」なんだっ!て、胸をはって言えます。「すごいおいしい!」「変な調味料の味が一切しない!」って地元の人にも言ってもらえる、うちの自慢の一品なんですよ。
早)
浜の母さんの味かぁ~。お正月には、やっぱり母さんが作ったような手作りのおせちが食べたいな。
こうして、いつまでも居たくなるような、魚介のダシとお醤油のいい香りでいっぱいの加工場を後にしました。 |