海鮮おせち これが本当の母の味

海の向こう、約40キロ先に異国サハリンの島影が見える日本のてっぺん、北海道稚内市。この漁師町に、生まれ育った地元を愛するご夫婦がいます。その生き方は、何十年も真剣に野菜を栽培し続けてきた農家さんの姿にどこか似ています。このお2人が作り上げる、新年を祝うにふさわしい最高品質の海鮮おせちをご紹介します。

おいしいおせちがあると聞き、北海道稚内へ取材に行ってきました!

ミレーのある千葉県多古町との気温差、すでに15℃。強くて冷たい海からの風がゴーゴーと音をたてて吹き荒れる、北海道稚内市へ到着した店長早川と私スタッフ米久保。

そこへ、私たちを呼ぶ明るい声が!今回の主役、おせちの考案者、中央水産株式会社の専務、中陳陽子(なかじんようこ)さんです。

ミレー早川・米久保)
こんにちは~!今日は、どうぞよろしくお願いします。

早)
空港を出る前から、もう寒くて寒くて、ビックリしました!

中陳陽子さん)
そうでしょ~。稚内はもう初雪が降ったんですよっ。ささっ、車に乗ってくださいね。まずは観光しましょ!今日はサハリンが見えるかもしれませんよ~。

早・米)
ありがとうございます~~!

というわけで、まずは観光!

風の吹き荒れる日本最北端の岬・宗谷岬で記念写真を撮ったり、シベリアから来た数千羽の白鳥と触れ合ったり、ゆったりと道路を歩く鹿の親子に出会ったりと、北海道の大自然を堪能させていただきました。

その道すがら、教科書でしか見たことのなかったサハリンの島影がはっきりと見え、店長と共に声をあげて感動っ!ここが日本の最北端であることを実感!

さらに、朝獲れたばかりのびっくりするほどぷっくり太ったホタテが入った、名物ラーメンにも3人で舌鼓!

早)
こんなにぶ厚いホタテは初めて食べますよっ!!

米)
こんなにおいしいもの、毎日食べられて幸せですね。

中)
私、魚介が大好きなんです。稚内はいろいろなものが獲れるので、ここに生まれて本当に幸せだなあと思います。

中陳さんの笑顔
本当に明るくてパワフル!
海産物に関する知識と経験が豊富です

宗谷岬の記念写真
冷たい風に服も自慢のひげも
揺れている早川店長です。

白鳥
エサをくれるのかな~?と近寄ってきますっ!

鹿の親子
こんなに近くで野生の鹿を見れるなんて…
感動です。
ホタテラーメン
ホタテの厚みといったらスゴイんです!
もちろん、おせちにも入りますっ♪

中)
これは、すぐそこの浜で獲れた貝ですよ。これもおいしんですっ!

穫れたてのおいしさをぜひ堪能してほしい!と、次から次へと様々な地元の味をご用意いただき、なんとその数10数種類!こんなにいろいろ獲れたら、おいしいおせちができるはずです!

その驚きの鮮度の良さや旨みが、これから見るおせちへの期待をぐぐっと高めます!そして、いよいよ稚内漁港の程近くにある中央水産さんに到着しました。

見た目じゃない、味で勝負しています!
中央水産の社屋
稚内漁港から目と鼻の先にあるんですよ~

着替えているところ
衛生面には特に気をつけているんです!
と自信たっぷり中陳さん。

まずは、実際におせちを作る加工現場を案内していただきました。

早)
漁港から加工場のある会社がすぐ近くなんですね!

中)
はい、魚介は鮮度が命。これだけ近ければ、こうしてすぐに加工することができるので、味が落ちないうちに加工作業を終えることができるんです!

早)
なるほど、「野菜も鮮度が命」。同じなんですね~

中)
新鮮なら、何もしなくても本当においしいんです。だからうちでは昔から、保存料や着色料などの添加物をなるべく使わずに、海産物そのものの味を生かして加工してきました。

米)
でも、「おせち」となると、どうしても見た目が重視されるので、添加物に頼ってしまいますよね?

中)
一般的にはそうでしょうね。でも、うちはもちろん違いますよ。「見た目」よりも、「味」で勝負ですから!とはいっても、販売にこぎつけるまで、それはもう試行錯誤の連続でした。

確かに、おせちを一見すると「彩り鮮やか」というよりは、「これぞ海鮮づくし!」というふうに目に映ります。

中)
例えば、このたこを使った煮物。うちのイチ押しなんです。とにかく召し上がってみてください。

と、店長早川はご用意いただいたたこのやわらか煮を、大きな口を開けて豪快にパクリ!私も小ぶりなのを選んで、ぱくっと一口。

早)
・・・(絶句。)これ、やわらかいっ!!

米)
こんなに厚みのあるタコなのに、歯がサクって入ります!とってもやわらかいですっ!!

中)
そうでしょう?実は、苦節3年なんです。柔らかくする酵素もあるんですけど、添加物はなるべく使いたくなかったんです。だから、ここまで柔らかく煮る方法を見つけるのが本当に大変で大変で・・・。気づいたら、3年もかかってしまいました。

大きい釜と早川店長
たこを煮るお~おきな釜。
い~い香りが漂っています!

たこのやわらか煮
目を丸くして驚いた、たこのやわらか煮。
こちら、絶品ですっ♪

米)
でも、どうやったらこんなに柔らかくなるんですか?

中)
実は、稚内で獲れるタコは、石だことも言われるくらい、煮ると普通はとっても硬くなっちゃうんです。でも、ここで獲れるタコをどうしても使いたかったので、地元の人に聞いて回ったり、詳しい人を呼んで一緒に考えたりしたんです。

どうやって柔らかくするかは企業秘密で言えないんです、ごめんなさいね。でも、熟練した職人さんがこの釜でタコの色を見ながらある温度と時間で茹でて味付けをすると、こんなにおいしく、柔らかく仕上がるんです!

早)
徹底したこだわりですね~。(そう話しながら、箸がとまらない店長。)

中)
はい。やっぱり、添加物は出来るだけ使いたくないじゃないですか。例えば、お家でご飯作る時に、わざわざ添加物を使ったりしないですよね?それと同じです。だから、色を良くするために使うミョウバンも入れませんし、味付けも砂糖・塩・醤油・みりんだけなんです。

米)
そういえば・・・このタコの色、いつも見かける紫色じゃないです!何ていうか、この色のほうが自然だし、おいしそう!昔、おばあちゃんが作ってくれたみたい。

中)
そうなんです。だから、うちのは見た目は悪いかもしれないけれど、これが本当の「浜の母さんの味」なんだっ!て、胸をはって言えます。「すごいおいしい!」「変な調味料の味が一切しない!」って地元の人にも言ってもらえる、うちの自慢の一品なんですよ。

早)
浜の母さんの味かぁ~。お正月には、やっぱり母さんが作ったような手作りのおせちが食べたいな。

こうして、いつまでも居たくなるような、魚介のダシとお醤油のいい香りでいっぱいの加工場を後にしました。

おいしかったよ!って言っていただけたら、それだけでうれしいんです。

米)
そうなると、加工品以外にも、稚内だからこそのこだわりが満載のようですね!

中)
もちろん!よそから仕入れて盛り付けしただけのようなおせちではなく、私たちが自信をもってお届けできる本物の海鮮おせちを作りたかったんです。

例えば、このタラバガニ!8本のタラバガニの足から6本しか取れない、カニの一番美味しいところだけを選りすぐってお入れしているんですよ。

早)
そういえば、最近カニが獲れなくなってきているって聞きましたが・・・。

中)
そうなんです。なので、おせちに入れられるだけの足の太いタラバガニを手に入れるのが難しくって。かといって、太ければそれでいいかというと、鮮度の良さも大切なんです。鮮度が悪いと、味わいやぷりぷり感、それから甘みまで全てなくなっちゃいますからね。

タラバガニ
タラバガニってこんなに大きいんです!

タラバ棒肉
その食感と、じゅわっと出てくる旨みが
もうたまりませんっ!

中陳社長
やさしい笑顔が印象的な中陳社長。
地元を愛する思いが、目じりに表れています。

米)
となると、ここにあるタラバガニの棒肉は、選びに選ばれた本当に貴重なものなんですね!

中)
はい。サハリンの西海岸や東海岸でロシア船が獲ったものを、その日のうちに稚内に持ってきて茹でて、すぐ冷凍するんです。サハリンから最も近い漁港は、この稚内漁港。だから、一番鮮度よく手に入れることのできる港とも言えるわけです。

早)
だから、こんなに甘くて旨いんだっ!絶品ですね、これ!!(ご用意いただいた棒肉に夢中な店長)

と、そこへにっこり笑顔の男性が。陽子さんのご主人、中央水産の社長さんです!

中陳社長)
お味はいかがでした?

早)
はい!正直、こんなにおいしいものを食べさせていただけるなんて・・・想像以上の味わいでした。

中陳社長)
そう言っていただけると、とてもうれしいです。私たちは、北海道の、特に地元稚内のおいしいものをお客さまに食べていただければ幸せなんです。「おいしかったよ!」って言っていただけたら、それだけで本当にうれしいんですよ。

米)
その言葉、農家さんもよく言います。何だか、感動しちゃいますね、店長。

早)
うん・・・、本当に。

中陳社長)
農業もそうですけど、漁業をする人が稚内でも減ってるんです。漁業の町ですから、自ずと人口も減ってしまう。せっかく鮮度の良い、味のいい魚介類がこれだけたくさん採れる場所なのに・・・残念です。

中)
だからこそ、私たちは「華やかさ」よりも「素材の味」を大切にしておせちを作ったんです。稚内で獲れる魚介の本物の味を知ってもらえば、きっといつか「観光」だけじゃなく「食」でも有名になる!そしたら、きっとまたこの町がにぎやかになるかなって。これは、夢ですけどね。

店長早川と専務
わっはっは!お話しが楽しくって、
ついつい長居してしまいました。

稚内漁港
「活気に満ちた漁港になる日も夢じゃない!」
中陳さんの想いは真剣です。

米)
最後に、お客さまに一言お願いできますか?

中)
一般的なおせちと比べると、決して彩り豊かとは言えません。でも、あえて華やかさを求めるのではなく、味で勝負しています!この点は、どこにも負けません。海の町で生まれ育った私たちが、心を込めて作りあげた『母の味』を、ぜひお正月のお祝いの席にお選びいただけたらと思います。

お正月は、ぜひ「中央水産」のおせちで

にっこりとした笑顔でおせちへの想いを話すお二人は、とっても生き生きしていました。稚内という生まれ育った地元を、おいしい海の幸と共にもっと知ってもらいたい!そんな、素朴ながら真剣な思いに感動せずにはいられませんでした。
お正月、ご家族で囲むおせちに重要なのは、外見の鮮やかさではないのかもしれません。それよりも、「おいしいね!」と、家族みんなが笑顔で新年を迎えることができるよう、『本当においしい』おせちを選びたいものです。
皆さんも、新年を満面の笑顔で迎えませんか?

取材者:ミレー米久保
更新年月日:2008年10月24日
 
お客様の声
 


 
トラックバック
 
clear.gif