ミ)
ここにあるお菓子の型の展示も文化活動のひとつなのですか?
高)
ああ、これは「佐原まちぐるみ博物館」と言って、佐原の「おかみさん会」の人たちが、古くからの家業をやっている家にはそれぞれお宝があるから、それをしまい込まないでみんなで見て歩けるようにしようよと、たくさんのお店の協力を得て、お宝を展示することになったのです。
ミ)
とてもいいお菓子の型ですね。私も骨董品屋さんで1個だけ買ったことがあるのですが、とても高価なものなんですよね。
高)
これはうちでお菓子を作る時に先祖代々使ってきたものなんですよ。江戸時代のものもあります。四季折々の打菓子(うちがし)を作る木型は桜や銀杏(イチョウ)、欅(ケヤキ)などの木で作られてます。どれもみな使い込まれた美しさがありますね。
ミ)
すばらしいですね。こういうものをお買い物しながら見ることができるだけでも素敵なことですよね。
高)
大事なのは町作りですね。みんなで歴史のあるこの町を大事にしていることが訪れる方々に伝わっていけば、自然とお客様もこの町にやってくると思うんですよ。店一軒だけでお客様を呼ぶのは大変ですが、歴史のある町並みに何軒も良いお店があって、良いものが揃っていれば、歩いて回ること自体が楽しくなるので、訪れてくださった全てのお客様に喜んでいただくことができるのではないでしょうか?
ミ)
お菓子作りに対する思いについては、前回の取材で伺うことができたので、今回は高橋さんの町おこしという、もうひとつのお顔の話を伺うことができてとてもよかったです。
高)
この町で代々家業を続けてきた家の人間ですからね。伝統を大事にする気持ちもある一方で、ネット販売というものにもとても可能性を感じているんですよ。この界隈の方だけではなく、日本全国の方たちに知っていただくことができるのですから。息子も各地のお菓子処で修行をして帰ってきたので、これからは息子も加わって、より美味しいお菓子作りを目指していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
帰りがけに頂いたさつまいもとりんごのタルトを家に帰ってさっそくいただきました。やわらかく、それでいて歯ごたえが残るりんご、ほくほくの甘~いさつまいもがたっぷり入っていて甘すぎず素材の味を引き出したとってもおいしいタルト!さすが老舗のお店だなあ、
こんなにおいしいタルトやたくさんのお菓子を毎日手作りされているなんてすごいなあと思いました。
防腐剤や香料などの添加物をまったく使ってない無添加の手作りのタルトなので安心してお召し上がりいただくことができます。
みなさんもぜひどうぞ!
取材:2005年11月16日
|

とても趣のあるお菓子の型が展示されていました。

鯛の型のようです。なかには江戸時代のものもあるそうです。

「佐原まちぐるみ博物館」は、それぞれのお店にある古き良きものを展示して、佐原を訪れる方々に見て楽しんでもらう試みだそうです。

佐原の老舗が、心を込めて厳選素材で作っています。

さつまいもとりんごのタルトを、ぜひお召し上がりください。
|