自然食の問屋 恒食

「ミレーの商品をますます増やしていきたい」という早川店長の希望から、今回、自然食品の問屋さんをやっている恒食という会社に取材に行ってきました。

実は、恒食さんは風子のお店でもたくさんの食材を分けていただいています。どれも安心して食べられる美味しいものばかりなので、ミレーでも取り扱えるようになったらいいなあと、ちょっと前に早川店長ご紹介させて頂いたんです。

そして今回、もっともっと商品を増やすため、店長と風子、カメラマンさんと一緒に、直接恒食さんの事務所にお邪魔してきました。創業以来、食材選びを一手に担っているという瀬尾会長にお話をお聞きしてきましたよ。

食材選びにこだわる自然食の問屋、恒食の瀬尾会長にお話を伺いました。

ミレー風子)
こんにちは。いつもお世話になっています。私自身は恒食さんとは随分長くお付き合いさせていただいているのですが、瀬尾会長とお会いするのは初めてなのでとても楽しみにしてきました。さっそくですが、商品の種類や商品選びの基準などを教えて頂けますか?

瀬尾さん)
うちは来年で創業40周年を迎える自然食品専門の問屋をやっていますが、調味料から加工食品、乾物、豆、雑穀、お菓子、飲料など幅広い商品を取り扱っています。取引メーカーは200社近くあり、取り扱い商品は4000種類以上あるんですよ。

ミ)
一般の方には自然食品の問屋さんというのは、あまり馴染みがないかと思いますが、どのようなお仕事なのか説明して頂けますか?

瀬)
まあ、簡単に言えば国内にあるたくさんの製造メーカーから良質の商品を仕入れて、全国の自然食品店などの小売店やレストランなどに卸している会社です。わが社で扱っている商品の仕入れは、創業以来ずっと私が厳選してきたので、自信をもっておすすめできるものばかりです。また、わが社が開発したオリジナル商品なども取り扱っています。事務所に併設されているこのショールームには取り扱い商品が全アイテム見られるように展示してあるんですよ。

ミ)
ズラ~リと本当にたくさんの商品が並んでいますね。これだけの商品を把握するには随分と幅広い食品の知識が必要かと思いますが、会長さんがこのお仕事を始めるきっかけは何だったのでしょうか?

社屋
自然食の問屋、恒食を訪れました。

瀬尾鉄雄会長
恒食の瀬尾鉄雄会長です。創業39年。自然食問屋の老舗です。

ショールーム
商品が並ぶショールーム。取り扱い商品がすべて見られるように展示してあります。
語る瀬尾会長
様々な疑問と困難を乗り越えて現在に至りました。苦労話を語ってくださいました。

瀬)
私は鳥取県の農家に生まれました。学校を卒業した後、大阪の食品問屋に入社しました。その会社では米酢を作っていたのですが、なんと工場内には米がありませんでした。味噌にしてもカビがずっと生えないんです。家では味噌も醤油も作っていたので、同じ食べ物を作っているのに、どうしてこんなことがあるんだろうって、疑問に思ったのがきっかけだったんです。

ミ)
普通は生産現場を見る機会なんてなかなかありませんからね。味噌一つとっても会長さんのように、生活の中で作っていれば、何と何が材料かすぐわかるし、カビが生えるのも自然なことだとわかるのですが、実際にもの作りの背景を知らなければ、何もわかりませんからね。

瀬)
そうなんですよ。やはり安心して食べられるものは、原材料も吟味されており明確です。食に携る者としては当然のことです。でもそういう商品はとても少ないし、原材料のわからないものがとても多い。そんなんでいいはずないでしょう?それで東京へ出てきて、納得のいく商品を作っている自然食の問屋さんで仕事をすることにしたんです。

ミ)
業界の中でも有名なところだったそうですね。

瀬)
とてもいいものを製造している会社でした。でもそこが倒産してしまったんです。仕方なく給料代わりに在庫商品を受け取り、それを自分で販売し始めたんです。その後、徐々にいろいろなメーカーから声をかけられるようになって、商品数が増え、取引先が増え、今日のような形になってきました。

商品を選ぶときは、味見よりも作り手の話をきくことから始めます。

ミ)
どのような基準で商品を取り扱っているのですか?

瀬)
原材料が明確で美味しいものというのが第一条件です。また、できるだけ農薬や化学肥料を使っていないもの、食品添加物や合成保存料を使用していないもの、非遺伝子組み換え食品であることなどです。基本的に国産のいい商品を優先的に紹介していきたいと思っています。

ミ)
商品を選ぶときは、じっくり味見をされて、原材料を厳しくチェックされるのでしょうか?

瀬)
味見よりもまずは作り手の話を聞きます。作り手が自分の商品に対してどれだけ誇りを持っているか、原材料に対して自信をもっているか、話していればわかりますからね。要は作り手の姿勢の問題だと思いますよ。売れるかどうかよりも、自分が納得できるかどうかで判断しています。

ミ)
誇りを持って商品を作っている生産者は、原材料も安心できるものを使っているということなのですね。長年の経験で、会長さん自身がその辺りを見極められるようになってきたということでしょうか?

瀬)
そうですね。まずは話を聞くのが仕事でしたから。本物の食べ物は素材本来の味が生きていて美味しいんです。とても単純なことなんですよ。余計な小細工なんて必要ありません。

ミ)
オリジナル商品も随分、お作りになっているようですが。

人参ジューサーを見る早川店長
瀬尾会長おすすめの人参ジューサーを見せていただきました。商品を選ぶときは、作り手が自分の商品に対してどれだけ誇りを持っているかが大事とおっしゃっていました。

寄せ鍋スープ
ミレーのスタッフもお気に入り!あっさり安心寄せ鍋スープです。

熟成ぬか床
大好評の「熟成ぬか床」。自宅で手軽にぬか漬けを楽しめます。買い物に出かける手間も省けますね。

瀬)
はい。例えばお醤油ですが、国産の丸大豆を使って美味しい本醸造の醤油を作りたいと、3年がかりで研究してきました。自分で工場を持つのではなく、いいメーカーを選んで、こちらの開発したものを特注で製造してもらっています。そして価格面でもできるだけ安くできるよう努力してきました。ですからうちのオリジナル商品は同じグレードの他の商品に比べてもお求めやすくなっています。

ミ)
うちの店でも恒食さんの丸大豆醤油を使わせていただいていますよ。あれだけの作られ方であの価格は安すぎるなあと思うくらいです。会長さんは自然食の問屋にはどのような役割があるとお考えですか?

瀬)
うちは社員が小売店などにも出向いて、直接お店のお客様とお話する機会がとても多いんですよ。お客様には商品情報を詳しくお伝えし、お客様の声は作り手である生産者にお届けすることが必要だと思っています。

これからも国産の良い商品をどんどんご紹介します。

ミ)
会長さんからミレーのお客様に何か一言お願いします。

瀬)
きちんと作られている自然食は美味しいということですかね。自然食という言い方がふさわしいかどうかわかりませんが、日本の食事の基本ですよ。国産の原材料を使って安心して食べられるものを当たり前に食べていただきたい。本物は美味しくて体にもいいんです。これからも国産のいい商品をどんどんご紹介しながら、皆さんの健康な食生活のお手伝いをしていけたらいいなと思っています。

ミ)
今回、会長さんと直接お話させていただいて、商品選びへの情熱や一途さが伝わってきて、恒食さんの商品はこの会長さんの目によって選ばれてきたんだなあと納得しました。そしてますます恒食さんの商品が素晴らしいものだなあということを確信しました。どうもありがとうございました。

瀬尾会長と早川店長
「お客様に商品情報を詳しくお伝えし、お客様の声は作り手である生産者にお届けすることが必要」瀬尾会長の考えは、ミレーの方針ともぴったり合っています。

ごぼうのゴマペーストきんぴら
ごまペーストを使って一味違うきんぴらを作りました。国産の原材料を使用したこの安心の一品も、今後ご紹介させていただきますね
川端えい子(風子)

今後、少しずつ恒食さんの商品をご紹介させて頂く予定です。皆さんもぜひお試しくださいね。

取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2008年1月18日
 
お客様の声
 


 
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