その後、また車に戻っていざミレー農場へ!今回のツアー、実は天野さんから早川店長に有機野菜についてお話をしていただけないかというお誘いを受けたことがきっかけとなりました。それに対して早川店長が「自分が出向いて話すよりもみなさんでミレー農場の見学にいらっしゃいませんか?」と提案して、このような形になったのでした。ミレーにも農業研修生が入り、農場も着々と整備されてきたので、それをぜひ見ていただきたかったのです。
農場はミレーから車で15分もかからない栗源町にあります。ずらーっと5台の車が畑の狭い道に入っていきました。車を降りたら、あちこちでみなさんから歓声があがりました。
「うわー、ひろーい!」
「いい場所ですねえ~!」
「気持ちいいねえ!」
ミレー農場にはミレーの農業研修生の溝口君が待っていてくれました。溝口君は去年ミレーの農場に入植し、単身で草を刈り畑を耕し、野菜をミレーに出荷し始めたばかりの就農1年生です。「こんにちは!ようこそミレー農場へ!」のご挨拶もそこそこに、みなさんに畑の説明を開始。
「ここに植わっているのがソラマメです。昨年の秋に植えてもまだこのくらいです。収穫までにとても時間のかかる野菜なんですよ」と最初にソラマメのお話。
「ソラマメは大好きなんだけど、こうやって花が咲いているのは初めて見ました」
「本当に作るのが大変な野菜なんですね。大事に食べなくっちゃ」
お話の途中、私の車に乗ってきたお子さんは畑が気持ちよくって仕方のない様子。ずっと走り回って、追いかけているママは大変そうでしたが、とてもほほえましい光景でした。でも無農薬だし、危ないものもないからここなら安心して走り回れるよ!
「こっちの畑は枝豆を蒔く予定なんですよ。これが枝豆の苗です。まだ小さいと鳥に食べられてしまうので、今はネットをかぶせて苗が大きくなってから畑に定植します」
「こちらの畑には牧草を植えてトラクターですきこんでいきました。牧草もいい緑肥になるんですよ。向こうの土と比べて柔らかくなっているのがわかるかと思います」
溝口君は次々に畑の説明をしてくれます。
実はこのミレー農場、溝口君がミレーに入ったばかりの昨年の夏に、風子も溝口君の取材で来たことがあります。その時はまだ雑草がたくさん生えていて、これから大変だろうなあと思っていたのです。それが10ヶ月もたたないうちに溝口君は畑を見事に開墾し、すっかりお百姓さんらしい顔つきになっているではありませんか!それに周囲に車が入ってこられるように余計な枝をはらって、すっかり見通しもよくなっていたので、ミレー農場は見違えるようになっていて風子も感激してしまいました。
「コレはカボチャの苗です。他の農家さんが作っていないような野菜を育てたいと思っているので、カボチャでも金沢の方の黄色い品種なんですよ」
「向こうはかつお菜。これもおいしい菜っ葉ですが、作っている人はあまりいないので、僕も来年はたくさん出荷できたらと思っています」
と溝口君が言えば
「かつお菜、おいしいですよね。ぜひたくさん作ってくださいね。楽しみにしていますよ」とお客様。
こうした直接お話できる時間というのは、作り手にとっても励みになるだろうなあと思って聞いていました。
一緒に参加してくれた小学生のお子さんはカエルを見つけて大喜び。こんなにいいお天気の日に土の上にいると、子供も大人も、何だか気持ちよくって思わずはしゃぎまわりたくなってくるものですね。
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