歓迎 ミレー農場

先日ミレーと風子のお店「風楽」(ふら)にたくさんのお客様がお見えになりました。東京で「WHOLE FOODS STUDIO」というマクロビオティックの料理教室を主宰されている天野朋子さんが生徒さんを連れて総勢22名でミレー農場ツアーを企画してくださったのです。天野さんはミレーのお野菜を使ってお料理教室を開いていらっしゃいます。これに合わせて早川店長と風子は、一緒にミレーの倉庫や農場をご案内することに。農場にお客様をお迎えすることは、早川店長のかねてからの夢。終始ご機嫌の店長と一緒のみなさんの様子をレポートしまーす!

 

ミレー農場の大見学会。まず風楽で腹ごしらえ、そしてミレーへ。

 

その日は朝から風楽は大忙しでした。東京から20名以上のみなさんがお店にいらして、風楽の玄米定食を召し上がった後、風子も車を出して、ミレーの倉庫、そしてミレー農場へとみなさんをご案内する一日だったからです。この日はマクロビオティックを実践される天野さんのご希望により、出汁はしいたけと昆布、動物性のものは一切使わないで、デザートも砂糖抜きで・・・という特別メニューのランチをお作りしました。天野さんご一行は22名、早川店長はお友達を誘って3名で、合計25人という大所帯でのお食事となりました。

風楽のご飯は一つ一つのお惣菜を器に盛り付けるので食器の数がとても多いのです。だから20名以上の方にまとめて定食をお出しするのは、実はすごく手間がかかる大変な仕事なので、この日は臨時スタッフまで動員して厨房もフル回転!

お食事がそろったところで、風子がみなさんに挨拶をしてからメニューの説明を。その後、早川店長からも挨拶をしました。この日のために前日、農家さんに行って風子は菜の花をたくさん摘んできました。キレイな緑色にゆでて辛し和えにしました。ちなみにそれ以外のお惣菜はグルテンミートとおからのハンバーグ、大根のタカキビそぼろあんかけ、ひじきのマリネ、青大豆の浸し豆、そして黒米入り玄米ご飯、ふのりとネギのお味噌汁、お新香でした。

「おからが入っていて、このハンバーグおいしいね」
「菜の花ってこんなにおいしかったんだ」
「タカキビのそぼろってまるでひき肉みたいだね・・・」

そんな皆さんのお声を嬉しく聞きながら、風子は厨房でお皿を洗い、早くもデザートの準備。この日のデザートはキャロブという豆のパウダー(ココア風味です)に柚子の皮のみじん切りと小豆を入れて、卵も砂糖もバターも使わないで焼いたブラウニー。これも大人気でみなさんからどうやって作るのですか?とたくさん質問されました。さっそく店長は「このケーキ、旨いですよ。風子さん、今度ミレーにも作ってください!」と一人で商談?。

デザートも終わって、風楽でのお買い物も終わってからは、5台の車に分乗してミレーの仕分け現場へ。風子も車を出し、小さなお子さんを含めた4名様を乗せて出発!日曜日で天気もよかったため道が混み、ミレーまで50分ほどかかってしまいました。

ようやくミレーに到着です。奥にはミレーの事務所があります。脇の空き地には縦列駐車で車がいっぱいに。車から降りただけでももう「緑がいっぱいで空気がおいしい!」と感激してくださって嬉しかったです。(ここはまだ農場ではないというのに!)

まず出荷業務を見ていただこうと倉庫の中をご案内。ずらーっと並べられたミレーのダンボールや野菜が並んでいる出荷作業を初めてご覧になって、その数の多さにみなさん驚かれた様子。早川店長が簡単にミレーの発送システムの説明をしてから、web担当の根本さん、受注担当の藤原さんをご紹介。ミレーの資料もお配りしました。根本さんも藤原さんも倉庫に来てからその人数にビックリ!だって、20名以上のお客様が一度に見学されることなんて初めてのこと。「本当に22名ですか?もっと多い感じがしますねえ・・・」と根本さん。

「あっこれ、うちの野菜だ!明日届く分だわ!」
「野菜がずいぶん、キレイに並んで箱詰めされているんだね」
「すごく野菜がみずみずしくって新鮮でおいしそう!」
「からし水菜って初めて聞いた野菜だけど食べてみたいな」
「本当に採り立てのお野菜が次の日には家庭に届くんですね」

みなさん感じたことを思い思いに話していらっしゃいました。

 

 

風楽にて
まずは風楽で腹ごしらえです。

 

満席の風楽
ほぼ満席の風楽です。

 

ミレーに到着
ミレーに到着しました。

 

野菜の出荷業務を見学。
野菜の出荷業務を見学。

 

仕分けされる野菜
野菜が次から次へと仕分けされていきます。

 

早川店長
挨拶をする早川店長。

 

ミレー農場では、農業研修生の溝口さんの話に聞きいりました。

 

その後、また車に戻っていざミレー農場へ!今回のツアー、実は天野さんから早川店長に有機野菜についてお話をしていただけないかというお誘いを受けたことがきっかけとなりました。それに対して早川店長が「自分が出向いて話すよりもみなさんでミレー農場の見学にいらっしゃいませんか?」と提案して、このような形になったのでした。ミレーにも農業研修生が入り、農場も着々と整備されてきたので、それをぜひ見ていただきたかったのです。

農場はミレーから車で15分もかからない栗源町にあります。ずらーっと5台の車が畑の狭い道に入っていきました。車を降りたら、あちこちでみなさんから歓声があがりました。

「うわー、ひろーい!」
「いい場所ですねえ~!」
「気持ちいいねえ!」

ミレー農場にはミレーの農業研修生の溝口君が待っていてくれました。溝口君は去年ミレーの農場に入植し、単身で草を刈り畑を耕し、野菜をミレーに出荷し始めたばかりの就農1年生です。「こんにちは!ようこそミレー農場へ!」のご挨拶もそこそこに、みなさんに畑の説明を開始。

「ここに植わっているのがソラマメです。昨年の秋に植えてもまだこのくらいです。収穫までにとても時間のかかる野菜なんですよ」と最初にソラマメのお話。
「ソラマメは大好きなんだけど、こうやって花が咲いているのは初めて見ました」
「本当に作るのが大変な野菜なんですね。大事に食べなくっちゃ」

お話の途中、私の車に乗ってきたお子さんは畑が気持ちよくって仕方のない様子。ずっと走り回って、追いかけているママは大変そうでしたが、とてもほほえましい光景でした。でも無農薬だし、危ないものもないからここなら安心して走り回れるよ!

「こっちの畑は枝豆を蒔く予定なんですよ。これが枝豆の苗です。まだ小さいと鳥に食べられてしまうので、今はネットをかぶせて苗が大きくなってから畑に定植します」
「こちらの畑には牧草を植えてトラクターですきこんでいきました。牧草もいい緑肥になるんですよ。向こうの土と比べて柔らかくなっているのがわかるかと思います」

溝口君は次々に畑の説明をしてくれます。

実はこのミレー農場、溝口君がミレーに入ったばかりの昨年の夏に、風子も溝口君の取材で来たことがあります。その時はまだ雑草がたくさん生えていて、これから大変だろうなあと思っていたのです。それが10ヶ月もたたないうちに溝口君は畑を見事に開墾し、すっかりお百姓さんらしい顔つきになっているではありませんか!それに周囲に車が入ってこられるように余計な枝をはらって、すっかり見通しもよくなっていたので、ミレー農場は見違えるようになっていて風子も感激してしまいました。

「コレはカボチャの苗です。他の農家さんが作っていないような野菜を育てたいと思っているので、カボチャでも金沢の方の黄色い品種なんですよ」
「向こうはかつお菜。これもおいしい菜っ葉ですが、作っている人はあまりいないので、僕も来年はたくさん出荷できたらと思っています」
と溝口君が言えば
「かつお菜、おいしいですよね。ぜひたくさん作ってくださいね。楽しみにしていますよ」とお客様。

こうした直接お話できる時間というのは、作り手にとっても励みになるだろうなあと思って聞いていました。

一緒に参加してくれた小学生のお子さんはカエルを見つけて大喜び。こんなにいいお天気の日に土の上にいると、子供も大人も、何だか気持ちよくって思わずはしゃぎまわりたくなってくるものですね。

 

 

農場に到着
ミレー農場に到着しました。

 

のどかな農場
のどかな農場を前に、みなさんが歓声をあげていました。

 

溝口さん
農業研修生の溝口さんです。

 

ソラマメ
ソラマメの写真をとるみなさん。

 

お子様
小さなお子様もひろい農場でうれしそう。

 

枝豆の苗
枝豆の苗を準備中でした。

 

かつお菜
かつお菜も植わっています。

 

 

終始、和やかな雰囲気でした。

 

最後は農場の北側にある堆肥置き場にご案内。溝口くんが落ち葉や籾殻で作った肥料を見せてくれました。

「土つくりって本当に大変なことなんですね」
「化学肥料は促成栽培的だけど、ゆっくりと時間をかけて発酵して作られた堆肥で作られた野菜は味もきっとおいしくなってくるでしょうね」
みなさんとても熱心に聞いて下さいました。

「今、有機認証などがありますが、あれはどうなんでしょうか?」
と質問された方がいらっしゃいました。
「ある基準に沿って申請すれば認可が得られるのですが、でもすごく基準が細かいし、お金もたくさんかかるし、何より大変なのは毎年、申請しなければならないことです。僕はまだ規模も小さいし書類つくりも面倒なので、まだ取っていません」と溝口君。

「有機認証というのは、どこかへ行って何かを買うときに生産者を知らない消費者が、どういう人がどんなふうにして作っているのかということを、知るための一つの目安だと僕は思っています。ミレーの農家さんにも認証を取っている方はいます。でもミレーは顔の見える関係の中で、野菜の作り方もこちらは知っているし信頼関係があるので、そういう農家さんと取引している以上、認証はあってもなくてもどちらでもいいものなんですね」と早川店長。

ミレーのように、すぐ近くに有機農業をやっている農家さんがたくさんいる場所では、気軽に農場見学もできますし、農家さんとお話もできます。そういう関係の中では、自ずと野菜の生産方法を知ることができるし、信頼という大きな基準があるので、認証よりもその方がはるかに大きな目安になるのではないでしょうか。

最後にミレー農場から栗源町が見下ろせる林の前に立ってみんなで記念撮影。終始笑い声と笑顔の絶えない農場見学でした。

その後は早川店長お気に入りの手作り喫茶店「ウッドストック」でお茶を飲み、道の駅くりもとへ行き、みなさんはお土産のお買い物。その後、全員で成田駅まで戻っての解散となりました。

みなさんお疲れ様でした。遠いところ来てくださって本当にありがとうございました。まだどうぞいらしてくださいね~!!

取材:2005年4月3日

 

 

小学生
小学生のお子様は、自然いっぱいの農場で楽しそう。

 

カエルの写真
カエルを見つけて写真をとりました。

 

肥料
溝口さんお手製の肥料の説明を聞きました。

 

記念写真
最後はみんなで記念撮影。また来てくださいね。

 

 
お客様の声
 


 
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