話題のロハスプロデューサーに聞く
今回は畑での取材ではなく、なんと!若者たちで賑わうオシャレな街、表参道まで行ってきました。(えっ?風子には似合わないって?!) 最近、テレビや雑誌でよく紹介されるようになったロハスについてロハスプロデューサーであるイデトシカズさんとロハスなカフェで待ち合わせをして、いろいろお話をお聞きしてきましたよ。
ロハスプロデューサー、イデトシカズさんのお話を聞きました。

ミレー風子)
こんにちは~。イデさんは2005年に「いきいきロハスライフ!」を出版され、今年の夏にはまた「いきいきロハスライフ!のすごし方」という本も出版されましたね。内容はどのように違うのでしょうか?

イデ)
内容的には2冊ともロハスなライフスタイルのことをお伝えしているものなのですが、前回は主に私のライフスタイルを中心に書きました。今回の本はシンプルでナチュラルなロハス生活をおくるためのヒントを、写真やイラストなどを使って、できるだけわかりやすくまとめたものです。ガイドブックのような形で読んでいただけたらなと思っています。

ミ)
私も読ませていただいたのですが、無農薬野菜をネットで買えるお店としてミレーが紹介されていたり、風楽の定食の写真も使っていただいたりありがとうございました。

イ)
取材の時はいろいろお世話になりました。あの時、撮った写真もたくさん使いながら、自分にも地球にもやさしい暮らしをするためのヒントを、衣食住のそれぞれの視点からロハス流にまとめてみたんですよ。

イデトシカズさん
「いきいきロハスライフ!」など、話題のロハスに関する本を書いている、イデトシカズさんです。

コーヒー
表参道のロハスな喫茶店でお話を伺いました。
ミ)
イデさんがロハスの活動をされたきっかけは、どのようなものだったのでしょうか?

イ)
私は、学生の頃から自分らしく気持ちよく生きていけたらなあと思ってきました。音楽が好きだったので20代でミュージシャンとしてデビューしました。その後、87年に渡米し、最初はエンジニアの仕事をしていたのですが、それを自分の好きな音楽の仕事とつなげて、音楽制作ソフトを作ったんですよ。それが世界的にヒットし、結局14年間、サンフランシスコで暮らしました。その時のアメリカでの暮らしが今で言うロハスな生活だったので、それが今の自分自身の原点になっています。当時と今では住む場所が変わっても暮らし方はほとんど変わっていないんですよ。

ミ)
80年代と言えば、日本ではバブル景気の真っ只中ですよね。当時のアメリカでの生活はどのようなものだったのでしょうか?

イ)
アメリカは逆に不況でした。物質文化にNOと言い、次々に精神世界の扉を開いていく動きが広がっていった頃でした。僕の周りにも健康に気をつけながら食事もオーガニックの食品を選んで食べ、シンプルライフを心がけている人たちが多くいました。彼らは「カルチュアル・クリエイティブ」=生活創造者と呼ばれ、環境問題にも敏感で平和意識が強く、精神的な部分も大切にしようとする人たちで、アメリカではそのような人たちが確実に増えていきました。

ミ)
日本もバブルが弾けた後、そういうことを見直していこうとする人たちが増えてきたようですね。

イ)
僕は2000年に、環境コンサルタントでありロハスの紹介者としても知られているピーター・D・ピーダーゼンさんと出会い、ロハスという言葉を知り、僕がアメリカで暮らしていた頃のライフスタイルが、まさにロハスそのものだったんだということに気がついたのです。

自分の感性を磨き、情報を見分けられる目が大切です。
ミ)
そもそもロハスは、消費者のライフスタイルをマーケテイング的な視点で調査したことが始まりだったそうですね。

イ)
そうですね。市場調査を元にロハス層が定義され、アメリカでも日本でも、20数パーセントがロハス層であるという調査結果が出ています。資本主義社会の中では、一人一人の消費の選択が積み重なることによって、企業に消費者からのメッセージが伝わります。ロハス層が何を求めているかを理解することが企業にとっても大事なのです。

ミ)
第一作目の著書となる「いきいきロハスライフ!」が出版された頃は、そのようなロハスの動きがあったのですね。

イ)
出版前、最初は自分の今までのライフスタイルの本を書こうと思っていたのです。でも、雑誌「ソトコト」でロハス特集が組まれたり、日経MJの上半期のヒットキーワードに「ロハス」が選ばれたり、ロハスというキーワードがまさに浸透していった頃なので、ロハスの視点で本をまとめてみることにしました。

千枚田
持続可能な経済、健康的なライフスタイル・・・ロハスには5つのジャンルがあります。

風景
環境への配慮や、自分の感性を磨くなど、ロハスは奥が深いです。
ミ)
ロハスライフには、具体的にどのような視点が必要でしょうか。

イ)
持続可能な経済、健康的なライフスタイル、代替ヘルスケア、自己開発、環境に配慮したライフスタイル・・・という5つのジャンルがロハスにはあります。例えば自己開発というのは難しいことではなくて、自分の心と体のコンディションを最高の状態に整えられるように、ヨガや瞑想などを実践したり、アロマなどを生活の中に積極的に取り入れたりしていくということです。ロハスの視点は一つの選択の基準でもあるので、自分の感性を磨いて、あふれる情報の中から自分自身に必要な情報を見分けられる目を養うことが重要です。

ミ)
そういう感性はとても大事ですよね。自分の心地よさを、きちんと自覚していくためには、ヨガや瞑想もひとつの選択肢だと思います。

イ)
何か買い物をする場合でも、多くの人がフェアトレードの商品を選ぶことによって、日常的に小さな国際貢献をできるようになっていったらいいですね。また、環境に配慮された信頼できる商品を選択するなど、ロハスの視点は生活に密接につながり、それが環境問題への解決の一助につながっていくのだと思っています。

「共感」がロハスの基本。気軽に取り組んでくれたらいいなあと思います。

ミ)
誰でもできることから気軽に始めようというところは、初めての人にもとても良いですね。

イ)
僕は、ロハスの入り口は手軽なもので良いと思っています。そういう生活を積み重ねていくうちに、自分自身のいろいろな意識がきっと目覚めていくことでしょう。そこから発展して、自分の健康と地球環境を結びつけて考えている点がロハスの視点なのです。環境に配慮することは、義務感からではなく、自分が健康に暮らしていくためにも大切なんだと気がつくことによって、一人一人が何を消費するか、何を食べるかという選択が、いい方向に広がっていけば環境問題の解決にもつながると信じてます。

日没の風景

子供たちに安心して暮らせる地球を残していきたいです。ロハスを通して、若い人たちの意識が変われば良いと思います。

ミ)
子供たちに安心して暮らせる地球を残していきたいですものね。そのためにも環境への問題意識を持った若者たちがどんどん増えていってくれたらいいなあと思います。

イ)
消費者運動は「反対」という立場で行われる事が多いですが、そうではなく「共感」がロハスの基本なのです。だから無理強いもしません。間口はとても広いので、気軽に取り組んでくれる人たちが増えたらいいなあと思っています。

ミ)
最後にイデさん、今後はどんな活動を行っていきたいですか?

イ)
ロハスの視点を取り入れた、ロハス的事業開発のプロデュースをしていきたいですね。そして何より自分も家族と気持ちよく暮らしていきたいです。年齢に関係なく、自由に楽しく好きなことをしながら生きていけたらいいなあと思っています。

チーズケーキ

たまには自家製チーズケーキでロハスタイムを過ごしませんか?気軽さも大切ですね。

風子 ミレーも風子のお店も、食の部分でロハスを実践している店なので、イデさんのお話はとてもよくわかりました。むしろ私にとっては当たり前のことなのですが、その当たり前のことを当たり前にしていく人たちがもっともっと増えていくことによって、地球の未来も変わっていくのだろうなあと思いました。

ぜひ皆さんも、イデさんの著書「いきいきロハスライフ!のすごし方」を読んで、ロハスなライフスタイルを試してみてくださいね。

楽天ブックスに「イデトシカズ」というキーワードで検索するとイデさんの著書が購入できますよ♪
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/

取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2006年9月3日
 
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