佐倉きのこ園

風子は最近、料理にしいたけを使う事が多いのですが、なかなか美味しいしいたけを手に入れる機会がありませんでした。2年前の取材の時、佐倉きのこ園で食べた美味しいしいたけの味が忘れられなかったせいでしょうか?今回、また佐倉きのこ園に行って、あのしいたけに出会える!って思ったら、とても嬉しくなりました。

佐倉きのこ園の園長 齋藤 勇人さんにお話しをうかがいました。

ミレー風子)
こんにちは~。お久しぶりです。前回の取材の時にいただいたしいたけが、とっても美味しかったので忘れられないんですよ~。今回もまたいろいろお話を聞かせてくださいね。

齋藤さん)
ありがとうございます。まず最初はしいたけのハウスを見に行きますか?

ミ)
よろしくお願いします。前回の取材は秋の終わり頃でしたが、この時期、春のハウスの中って、しいたけの様子はどんな感じなのですか?

齋)
春と秋はしいたけにとっても一番環境がいい時期なので、とてもよく生育するんですよ。ただ、急に暖かくなる今の時期だけは、どうしてもハウスの中でカビが発生しやすくなりますね。

齋藤勇人さん
佐倉きのこ園の園長 齋藤勇人さんです。

きのこのハウス
きのこが育つハウスのなかです。
カビの生えるブロック
春はしいたけの育つブロックにカビが生えるため、こまめに水で洗い流します。

ミ)
やはり季節的な問題なのでしょうか?

齋)
そうですね。カビは今が一番多いです。それと、新しく植菌したばかりの菌床のブロックは、栄養状態もいいのでカビが生えやすくなっているんですよ。ほらこのブロックについているのが青カビです。でも、温度と湿度が高いハウスの中で栽培しているので、カビが発生するのはごく自然なことなんですよ。

ミ)
カビが発生したらどのように対処するのですか?

齋)
ホースを持ってきて水圧でカビを洗い流すんです。カビが無くなるまではひたすらその作業の繰り返しです。一般にきのこは無農薬で作られていると思われていますが、実際には防虫剤、防カビ剤などの薬品を使っているところもあるようですよ。どの程度使われているのかは、基準もないので実態は分かりませんけどね。でも、うちは設立当初から薬剤に頼らずに栽培していこうと決めていますので、カビが発生しても水で流して取り除くようにしています。

ミ)
青カビも白カビも両方ともよくないのですか?

齋)
色に関係なく、カビはしいたけにとってはよくないですね。最初は影響ないのですが、カビの中に含まれているトリコ菌と言う奴が発生すると、しいたけ菌がやられてしまいます。水で洗い流すことによって、ブロックの中のしいたけ菌は残り、カビだけが洗い流されます。建物の床に残ったカビ菌は、スタッフが毎日水洗いしています。

天然水で育て、防虫剤や防カビ剤などは使用しません。
作業中の齋藤さん
しいたけの成長具合をみる齋藤さん。

しいたけ
元気に大きく育つしいたけ。春は温度管理がさらに大切です。

ミ)
お水も天然水を使っていらっしゃるそうですね。

齋)
地下50mの天然水を汲み上げて使っています。美味しいしいたけを栽培する秘訣は、水と空気と温度なんです。だから水も美味しいものを使いたいなあと思って天然水にこだわりました。

ミ)
温度管理もデリケートで大変そうですね。

齋)
しいたけが育つのに適した温度は、日中が摂氏24度から25度なんです。あまり温度が低いと菌の動きが止まってしまうので、夜も10度以下にならないように冬場は暖房をつけています。この屋根のシートを見てください。今までは屋根の下に遮光シートを張っていたのですが、昨年、園芸用の内張りシートに張り替えました。住宅で言えば屋根の下にある天井のようなものです。これによって温度管理がしやすくなり、以前よりも外気温の変化に対応しやすくなりました。

ミ)
ハウスの中の温度が高くなりすぎてもよくないそうですね。

齋)
そうなんですよ。摂氏30度以内にしないとしいたけが熱でやられてしまうんです。

ミ)
ゴールデンウィークも間近なので、バーベキューの予約などがいろいろ入って来ているのではないでしょうか?

齋)
やっぱりバーベキューは人気がありますね。ここ数年はバーベキューの時間を、ご希望に応じて6時間まで延長できるようにご予約を受け付けています。パッと来てさっさと帰るのではなく、ゆっくり滞在していただき、のんびり過ごしていただけたらと思っているんですよ。

ミ)
設備的に何か変わったことはありますか?

齋)
バーベキューサイトに屋根をつけたんですよ。これで雨の時も安心です。それに、横からの雨も防げるように、サイドにもシートが下ろせます。せっかくご予約いただいても雨だと残念ですからね。逆に最近では雨で行く所がないからと言ってうちへいらっしゃる方も多いくらいなんですよ。

バーベキューサイト
屋根付きのバーベキューサイト。新鮮なおいしいしいたけも楽しめます。
しいたけが苦手だった園長も自信をもっておすすめします。
出荷前のしいたけ
出荷前のしいたけ。安定して出荷できるようにするのが課題です。

しいたけのアップ
佐倉きのこ園のしいたけは、ひとあじ違います。地元のお店からも評価されているそうです。

しいたけのもちきび詰め
しいたけのもちきび詰めを作りました。しいたけの味と香りが活かせる一品です。

ミ)
ミレーへの出荷の他にも、大勢の方がしいたけ狩りにいらっしゃるので、たくさん収穫できるよう計画的に栽培されているのでしょうね。齋藤さんにはしいたけ栽培に対する豊富なご経験と知識があるので、安定して栽培していけるのではないでしょうか?

齋)
・・・だといいのですが、しいたけ栽培は不安定なものなんですよ。安定しないものだと言われているくらいです。でも、菌を植えてから発生するまでの期間を計算に入れて、安定して出荷できるようになったらいいなあと思います。

ミ)
齋藤さんはもともと、しいたけがあまりお好きではなかったのに、このしいたけだったらお客様に自信を持っておすすめできると思って、しいたけ栽培を始められたとお聞きしました。きっと佐倉きのこ園のしいたけの美味しさが皆さんに伝わって、多くの方に来ていただけるようになったのではないでしょうか?

齋)
地元のお店からも、佐倉きのこ園のしいたけは美味しいと言っていただけて、しいたけはうちのものしか置いていないお店もあるくらいなんですよ。

ミ)
連休を前にしてミレーのお客様にもぜひ、遊びにいらしていただけるといいですね。

齋)
そうですね。東関東自動車道の佐倉インターからすぐですので、よかったらぜひしいたけ狩りをして、穫れたてのしいたけでバーベキューもお楽しみいただけたらと思っています。皆さんのご来園を心からお待ちしています。

風子

佐倉きのこ園さんの売店には、地元のしいたけのほか、地元で採れる新鮮なお野菜がいろいろ並んでいました。バーベキューの材料を敷地内の売店で調達することができるのでとってもお手軽ですよ。風子も帰りにしいたけをどっさりお店に買って帰りました。美味しかったで~す!もちろん、ミレーでも佐倉きのこ園の美味しいしいたけをご注文いただけますよ。美味しいのに低カロリーで食物繊維も豊富!とってもヘルシーなしいたけです。ぜひたくさん召し上がってくださいね。

取材者:川端 えい子(風子)
年月日:2007年4月15日