ミレー風子)
こんにちは。初めまして。山梨県に行くので寒いのではないかと上着を持ってきたのですが、暑くてびっくりしました。こんなに暑い場所でさくらんぼが収穫できるなんて意外な気がしますが・・・。
伊東厚さん)
この辺りはさくらんぼ栽培の南限と言われているんですよ。今日はちょっと暑すぎるけど、冬には雪も積もります。そんな激しい寒暖の差があるから美味しい果物ができるんですよ。
ミ)
空気はいいし、山々に囲まれて景色もいいし、本当に気持ちのいい場所ですね。さっそくですが、こちらでは主にどんなものをお作りになっているのですか?
伊)
うちは一番多く作っているのが桃、それからぶどう、さくらんぼ、すももなどです。毎年最初にできるのがさくらんぼで、5月末から出荷が始ります。
ミ)
素朴な疑問なのですが、さくらんぼの木って、桜の木とは違うのでしょうか?
伊)
さくらんぼは正式には「桜桃」と言います。桜もさくらんぼもバラ科の木で同じ種類ですが、桜の木に美味しい果実がなるよう品種改良されたものがさくらんぼなんですよ。
ミ)
花の咲いた後、自然に赤い実がなるのですか?
伊)
・・・だったらいいんだけどね。さくらんぼ栽培の大変なところは全て手作業で受粉させていくということなんですよ。
ミ)
えっ?あんなにたくさんの花に手で受粉させるんですか?
伊)
そう。さくらんぼの木は自家受粉しないからね。農場には自然の蜂もいるけど、ほとんどは人工授粉なんですよ。満開になったら、別品種の花粉を一つずつ毛ばたきのようなもので雌花に受粉していくんですよ。
ミ)
それはかなり大変な作業ですね。ところで、さくらんぼのハウスの周囲にはビニールがないんですね。
伊)
さくらんぼは雨にあたると病気になりやすく、水分が多すぎると実が割れてしまうから、雨よけに天井だけビニールで覆っているんです。 |