ミレー風子)
こんにちは。最初に八千代牛乳の概要について教えてください。
信川)
1951年に八千代市内の酪農家が集まって「千葉北部酪農農業協同組合」を設立しました。生産から製造、流通まで、一貫して担うことによって、安心して飲める美味しい牛乳を、産直でお届けしていこうと始まりました。今では千葉県内で47戸の乳牛農家、そして肉牛の飼育農家16戸の組合員(生産者)がいて、学校給食、病院などを中心にお取引をしています。
ミ)
八千代牛乳さんの牛乳は、風味や味が搾りたての生乳に近くてとても美味しいのですが、美味しさの秘訣は何ですか?
信)
生産者が千葉県内に限定されているので、とびきり新鮮な生乳を近隣地域から毎日集める事ができるんです。それを工場で殺菌してから販売するのですが、通常の牛乳は摂氏130度で2秒間という超高温で殺菌されているところを、うちは高温短時間殺菌法(HTST法)という低温殺菌法を採用し、摂氏75度で15秒間の殺菌をしています。それにより、たんぱく質の熱変性が少なく、搾りたての生乳に近い美味しさがそのまま残るのです。
ミ)
具体的には味がどのように違うのでしょうか?
信)
飲んでいただければすぐにわかるのですが、たんぱく質が熱変性していないので、生乳の時にあったサラリとした口当たりがそのまま残っています。そして自然な甘さがあります。通常使われている高温殺菌は、殺菌効率が高いのですが、その分、風味が損なわれてしまうのです。
ミ)
でも温度が低いと細菌の増殖などのリスクがあるような気がしますが・・・。
信)
そのためにうちは製造だけでなく、生産段階の農場でも農場HACCP(総合衛生管理過程)をいち早く導入しました。このことにより生乳の乳質が一段と改善されました。また、安心、安全へのこだわりとして、良質の生乳を生産するために、乳牛の健康に気を使い、すべての牛に北酪指定配合飼料を与えています。この指定配合飼料は、NonGMO(遺伝子組み換えされていない)穀物、ポストハーベストフリー(収穫後に農薬散布のない)のトウモロコシなどを使用したオリジナルの指定配合飼料です。また、八千代牛乳を生産する全ての牧場の飼養情報は、生産確認システムに記録されています。だから、うちの生産者の乳質は、千葉県内の生菌数の平均の8分の1以下という非常に少ない菌の数を保っていて、県内でもトップクラスなのです。また、全ての牛に管理番号をつけ、成育歴や飼料の内容、病歴などがわかる乳牛のパスポートも作っています。もちろん工場内でもHACCPを経て、衛生管理を徹底して製造されているんです。
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