後)
ここの工場では機械的な大量生産ではなく、職人的なカンを加えて、丁寧に醤油を作っています。今も昔ながらの製法で毎日、醤油の状態を見ながら仕込んでいるのです。実は、発酵の調整さえすればもっと早く醤油を作ることは技術的にも可能なんですよ。これだけ大量に注文があるのに生産が間に合わないとなると、普通だったら早く発酵させて回転数を上げることも考えるでしょう。でもうちは、きちんと時間をかけて丁寧に発酵させた美味しい本醸造の醤油を作ろうと決めていますので、そんな事はしないんですよ。
ミ)
醤油は日本の食文化の基本ですものね。ちば醤油さんのそういう姿勢はすばらしいなあと思います。最後に下総醤油の美味しさのポイントを教えてください。
後)
下総醤油の場合、原料が国産の丸大豆という点が大きいですね。大豆の中のたんぱく質が麹菌によって分解されアミノ酸となって旨みに変わっていくので、大豆本来の旨みがとても重要になってきます。国産丸大豆は大量生産されていないので、どうしても割高になってしまうのですが・・・。でもこの下総醤油はコクがあってまろやかで風味のあるお醤油です。
ミ)
製造工程もまたすばらしいなあと思いました。
後)
実際に製造工程を知っていただければ納得していただけると思いますが、とにかく昔ながらの製法で、蔵人たちが目で見て、匂いを嗅いで、手で触って、人の手で作り続けています。木桶や壁などにいる見えない微生物の力も借りて、当社独特の厳選されたお醤油をお届けしますので、どうぞお試しくださいね。 |