よくわかる?ミレー(社内編)
社長である早川の朝はとても早く、出社はいつも一番です。そのため、社員たちの間でもその生態と行動は「謎?」とされ、長年ミレー7不思議の一つとして、語り継がれておりました。
今回特別に、そんなミレーの顔でもある、社長早川の行動を一日にまとめてみました。
07時30分 会社に到着!
自宅から会社まで約1時間の道のりが、社長の通勤ルート。車の中では、今日の予定や朝礼で話す内容など・・・、さまざまなことに考えを巡らせつつ、ハンドルを握ります。
07時40分 わんちゃんとお散歩
会社に到着早々、わんちゃんのぽちコフとお散歩に出発。会社の裏側にある散策路(早川は、多古の軽井沢といっている)を通り、田園風景の広がる湧き水の水汲み場までが、いつものお散歩コース。社長もわんちゃんも、毎朝この水を飲んでいるんだそう。夏の夜には、蛍の舞が見えますよ~♪

およそ1時間のコースをのんびりと歩きます。
社長の服装チェック!
ミレー社長である早川は、野菜についてもそうですが、服装にも強い(とても)こだわりがあるんですよ~。

およそ1時間のコースをのんびりと歩きます。
極めつけは~
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お子さんが~っ!
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ミレー(美礼)!!! ちゃん?

おっ、 おっ、 おちは、 これですか~?
08時30分 わんちゃんのごはんタイム
わんちゃんのごはんは、社長の手作りが基本です。といっても、鶏のむね肉を電子レンジで“チン”しただけですが。
それに、市販のドッグフードとビーフジャーキーを加えます。
09時00分 朝礼
ミレーの始業は、朝礼からはじまります。毎日、朝礼当番が決まっており、今日のスピーチをするのが、ならわしです。
話題に花が咲くと、朝礼が長引くこともしばしば。
最後には、社長早川のお話があり、会社の理念を繰り返し繰り返しスタッフに伝えます。スタッフ全員がビジョンと情報を共有し、それぞれの業務に取り掛かるための大切な時間なのです。
09時30分 主な仕事は打ち合わせ
社長が社内にいるときには、各セクションのリーダーが進捗の報告や相談など・・・代わるがわる会議室(兼社長室)に出向き、打ち合わせが続きます。ほとんど終日、スタッフとの打ち合わせになってしまうのですが、合間を見つけては、出荷・梱包のパートさんたちに声をかけたり、納品に来た農家さんとお話をしたり、休む間もない時間が続きます。
お昼ごはんは、食べないことが多く1日2食。実は毎日激務なのです。
13時00分 新聞は欠かさない
合間を見つけて新聞を。社長の早川は、“日本経済新聞”、“日経MJ”、“日本農業新聞”、“全国農業新聞”の4誌を購読しています。電子版も購読してあるようなのですが、紙のほうがよいのだそうです。全紙面、全記事をくまなく読むので、時事情報には詳しいです。よく関連記事をスタッフに手渡してあげたりしています。

広告類も隅から隅まで目を通す丹念さです。
17時00分 退社
退社時間はまちまちですが、社内にいるときは、スタッフとの打ち合わせ等でひっきりなしなので、システムの設計や事業計画など、集中してこなさなくてはいけない仕事は、自宅でやることが多いのだそうです。退社時間は、早くても仕事はまだまだ続きます。

帰りの運転も安全運転で帰りますよ~。
ミレーの農家さんは、ちょっぴり照れ屋さん。高い技術を持ち、優れた農法を実践しているのに、自分を語ることが超苦手。
そんな農家さんをミレーが代わりにご紹介いたします。
こんなことができるのも、ご近所さんであるからなんですよね。
生産者 板橋一夫さん

熱い思いを語る板橋さん。
「みみずの会」の前会長、板橋さん。ミレーの小歴史には欠かせない地元農家の一人です。20年にわたって会をまとめ上げてきたリーダーシップと人柄、そしてその卓越した栽培技術は、誰もが認めるところです。
野菜も人も時間をかけて
みみずの会は千葉県香取郡大栄町(現成田市)の農家で構成する有機栽培グループで、1991年に発足、現在は9人が在籍しています。板橋さんは初代会長で、3年前まで会を率いてきました。
「自分たちが40歳になったときに無農薬野菜について詳しく知る機会があってね。それを機に、あらためて土づくりを見直そうと、同級生の農家仲間を中心に立ち上げたんだよ」。会の名前は、「みみずが土を耕すような農業をしたい」という考えから思い付きました。
土の中に含まれる有機物をみみずが食べてふんをして、それを微生物が食べて、ふんや死骸となって、野菜が吸収できる形の栄養に変わり・・・という自然界のサイクルを大事にしています。 「そうしてうまく回っていけば、農薬や化学肥料を使わなくても問題ないんですよ」ときっぱり。
発足当初、会のメンバー全員が有機栽培について学び、牛ふん、米ぬか、もみ殻、カキ殻などを入れて堆肥を作りました。
ぼかし肥料の作り方も近くに住む先達に教えてもらい、米ぬかや大豆かす、油かすなどを土着菌で発酵させながら作っていました。「慣行栽培から無農薬栽培へ切り替えるのにまる2年はかかりました。それから5、6年して落ち着き、さらに数年を経て軌道に乗った感じです」。
現在、板橋さんは、にんじん、大根、白菜、キャベツ、里芋、生姜、ちんげん菜、かぶなど年間15、16種の野菜を育てています。みみずの会の中では多い方だそうですが、一つ一つ丁寧に、じっくり育ててから収穫しています。
「きちんとした有機の考えで作ったうえに、日光をいっぱい浴びさせて、ゆっくりじっくり日数をかけてきちんと育てるんだよ。時間がかかるのは人間と同じ」。
懐深く、視野広く

土づくりの大切さを力説する板橋さん。笑顔が素敵です♪
板橋さんは、ミレーが元気いっぱいのときも、苦しいときも、野菜を育てるように、どっしりと構えてその成長を見守ってきてくれた頼りになる“お父さん”です。早川社長も板橋さんを尊敬していて「板橋さんがいたから」と常日ごろ社員に言い聞かせています。
その人間力は世代を超えて伝わっています。板橋さんのところに、以前、イベントなどで交流のあった中学生から、有機栽培に関する質問が今なお、ファクスで届きます。「自分たちの取り組みに関心を持ってくれて、学習のテーマに選んでくれるんだから本当にうれしいよ。『有機の目的は、環境を守って農業を続けていくことなんだよ』などと伝えているんです」と目を細めます。
また、そうした思いを次世代につなげていくために、有機栽培の他団体と連携して受け皿を作る話を進めています。「続けていくことを考えたら、後継者や新規就農者を助けて進むべき道に導いてあげないとダメだよね。それも自分たちの仕事」。
懐深く、視野広く、会を束ねて人づくり。われわれが愛すべき板橋さんの人間力が、野菜の味わいにも表れています。
全てのスタッフは、農家さんから預かった野菜をお客さまのお口に入る「美味しい」まで、それぞれの立場で責任もって担当しています。ここでは、主なスタッフの役割と仕事内容をご紹介いたします。
出荷・梱包担当 しまだ

温かなまなざしで、いつも見守ってくれています。
大切な野菜を“目配り”と“気配り”で包みます
お客さまからご注文頂きました野菜をはじめとする全ての商品を一つずつ箱に入れ、クロネコさん(ヤマト運輸)にお引渡しするまでが、私の仕事です。
毎日、たくさんの箱に、商品を入れておりますが、ただ間違いのないように入れればいいというのではありません。一つひとつにお客さまへの感謝の気持ちと思いを込めて“そっと”箱の中に置いていきます。
野菜の様子を確認しながら、最後の1品を箱に入れ、封をする最後の最後まで、気を抜くことはできません。人海戦術ではありますが、経験に基づいた“目配り”、“気配り”が大切なのです。
人の手で、丁寧に行うと私たちの思いも伝わるのかな~?なんて考えたりもしたりして・・・。みんなで仲良く、楽しく仕事をしています。
気が付いたら、もう最古参に。創業間もないころからですもんね。苦しい時も、楽しい時もいろいろありました。昔、社長はもっとスリムだったんですけどね~。
お客さまの笑顔を思い浮かべながら・・・
最近、とても嬉しいことがありました。
ミレーでは、毎日農家さんから穫れたての野菜を納品してもらっているので、鮮度は折り紙付きなのですが、暑い夏場の仕分け時には、常温にさらされて葉やさいなど、弱ってしまうことが悩みの種でした。
そんな折、社長が工務店に依頼をして、倉庫内にクーラー室を建ててくれたんです。その時のうれしさときたら、言葉ではいい表せないくらいでした。これで、お客さまに真夏でも葉の先までピンとした野菜をお届けできる!と。
また、涼しい場所で仕事もできるようになり、仕分けをする私たちへの気遣いに、胸が熱くなりました。
東日本大震災と原子力事故により、苦戦を強いられていた時にもかかわらず、決して安い買い物ではなかったはずなのに、つくることを決断して下さった社長には、本当に感謝しているんです。
私は、お客さまのお手元にミレーの箱が届き、開けた時のお客さまの笑顔を想像しながら、これからも丁寧な梱包を心掛けていきます。

一つひとつ丁寧に、箱に入れていきます。
スナップえんどうが好きすぎて・・・
なべちゃん(新規就農した女性農家、渡邉さん)のスナップえんどうが大好きです。
5月の旬の季節には、ご飯の代わりといってもいいくらいにスナップえんどう、そればかりを食べています。
「無農薬だから、食べ過ぎても大丈夫~♪」なんて言い訳をしながら~。別腹よ~っと、美味しく頂いています。
ミレーの農家さんの果物も大好き~♪
他にも大好物のおすすめ野菜や果物は、たくさんあるのだけれども、いっぱいあって数え切れませ~ん。

なべちゃん
ミレーは、農家さんとお客さまとをつなぐ橋渡し役として、連係プレーを大切にしています。
美味しい野菜をつくる役割を担う「農家さん」、美味しさを損なわせない役割を担う「ミレー」、その両者それぞれのプロフェッショナル同志の連係で、美味しい野菜がお届けできるのです。そんな、ミレーの仕事の流れを一日にまとめてみました。
08時30分 始業前のお掃除タイム
始業前に全員で社内の清掃をしています。集出荷場や事務所のほか、駐車場や畑、周辺の道路まで、草刈りやゴミ拾いなど整備をしています。

毎朝、社内の清掃や周辺のゴミ拾い、整備などをします。
09時00分 朝礼
一日の業務を始める前に、スタッフが交代で進行を務める朝礼を行っています。進行役のスタッフは、スピーチをするのがならわしです。地元の風情やスタッフの人柄が感じられる楽しいひとときに、会社全体がなごみます。

毎朝、和やかな朝礼を行っています。
09時30分 お仕事開始!
朝から昼にかけて、収穫したばかりの野菜を積んだ農家さんのトラックがひっきりなしにミレーに出入りします。
出荷梱包を担当するスタッフが、届いた野菜を一つひとつ手にとって、農家さんと一緒に品質や数量を確かめます。

朝一番から続々と野菜が納品されてきます。
13時00分 出荷・梱包のピーク
出荷する全ての商品が揃い、出荷・梱包業務は佳境を迎えます。そんな時でも、商品が傷まないよう、新聞紙をたくさん使って包みます。新聞紙は、近所の新聞販売店から野菜と物々交換でわけてもらっています。
重たい野菜などから順番に、丁寧な箱詰めをしていきます。
16時00分 クロネコ(ヤマト運輸)さん登場!
全国各地のお客さまにお届けするため、クロネコ(ヤマト運輸)さんに配送をお願いしています。毎日集荷に来てくださる
ドライバーさんは、すっかり顔なじみになりました。素早く丁寧に積み込み、17時にはミレーを出発します。

素早く集荷をして、お客さまの元へ出発します。
17時00分 訪れる静寂 しーんとした出荷場
農家さんが届けてくれる野菜は、その日のうちにすべて発送してしまうため、夕方になるとミレーの倉庫は空っぽになります。
翌日分のダンボールだけが並び、再び静寂が訪れます。
それでは、ミレーを探索してみましょう♪

1.ミレー農場
ミレースタッフと新規就農者のためのチャレンジ農園です。ちょっと手を抜くと、すぐに雑草だらけになります。畑の野菜のほか、すももや栗も穫れるんですよ。冬の時期は、休業中。
2.わんちゃんの家
わんちゃんの名前は、「 ぽちコフ 」といいます。ちょっとロシア風~。
毎日のお散歩が大の楽しみ♪ 天敵は、郵便局の赤い車。
3.駐車場
ミレーは、最寄り駅がないのでスタッフは、みな車での通勤です。夏になりますと雑草が生い茂り、草刈りが毎朝の日課となります。駐車場も、もちろん無農薬。除草剤は使いません。この度、駐車場で有機JAS認証を取得しました(うそ)。
4.冷蔵庫、冷凍
冷蔵庫と冷凍庫は、なんと中古トラックのコンテナを利用。入り口部分が出荷場に直結しています。でも、冷却装置は新品ですよ~。ミレーには、これ以外にもコスト削減につなげる工夫が、まだまだたくさんありますよ~。
5.パートさんの休憩室
出荷・梱包業務のパートさんたちの憩いの場。いつも楽しい会話が、聞こえてきます~♪
6.出荷場
毎朝、穫れたて野菜を積んだ農家さんの軽トラックが次々と。夕方4時には、クロネコさん(ヤマト運輸)の大きなトラックが集荷にとやってきます。その間、パートさんたちは大忙し。ねこの手を借りています(うそ)。野菜は、貯蔵しないので出荷を終えると、中はすっからかんになります。
朝早くからひっきりなしに農家さんからの入荷があります。
発送後は、翌日発送分の箱がずらりと並びます。し~んとしています。
7.事務所
お客さまからのご注文を受けたり、農家さんへの発注をしたり、WEBページをつくったり等々・・・すべての事務・創作業務は、こちらで行っています。
8.散策路
わんちゃんと行く毎日の散歩コースです。多古町の軽井沢と呼んでいます。その先には、湧き水のでる田園風景が広がっています。
諸病平癒(しょびょうへいゆ)の霊泉といわれる湧き水があります。