太陽と風、水と土にめぐまれ
平飼い卵(有精卵)
千葉県成田市 樋ヶ 守男 さん
◆エサ・飼育の特徴
抗生物質、化学薬品など不使用。ひなはふかした翌日に届きます。平飼い。主食はトウモロコシ、大豆かす(遺伝子組み換えでない海外)、米ぬか、魚粉、カキガラなど、落花生(生実)、地元の米と麦を混合して、国産大豆のおからで自然発酵させたもの。たまに野菜くずなど生の野菜をミネラル補給として与えています。くちばしを切ること(デビーク)はしていません。平飼いで土をつついて食べるので、かたいもの(雑穀、サツマイモ、人参、野菜くずなど)を食べるのでくちばしが必要です。ケージの場合、隣をつつくのでくちばしを4回くらい焼き切ります。
黄身の色は薄い黄色になります。
●樋ケさん鶏舎訪問
のどかな自然の中、ソーラーパネルの屋根が特徴的な鶏舎に行くと、
樋ヶさんが手押し2輪車にバケツを6個積んで給餌中でした。
人間と同じ朝ごはんの時間。
1日3回の食事なのかと思いきや、朝1回とのこと。
鶏は朝の飼料を1日中つついています。
鶏舎は10坪の部屋が空き部屋を含めて12部屋あります。
部屋によって生まれた年月が違います。
この鶏舎の鳥は7か月目。生後5~6カ月で卵を産み始めます。
10坪に100羽、うち5羽が雄鶏トサカはだんだん大きくなります。
樋ケさんのところでは0.33㎡に1匹。
樋ケさんと比較して大規模な鶏舎では100万羽、従業員は10名くらいで餌は自動で1g単位で調整しているそうです。
餌が1日1gでも100万羽いると1tになるので調整が重要になるそうです。
ゲージの中なので土もつつけないようです。
元気に歩き回る鶏が産んだ、自然の味がする卵。
さっぱり味で、鶏本来の卵の味です。
だし巻きたまご
- ■材料
- 卵 4個
- 砂糖 大さじ3
- 出し汁 40cc
- 塩小さじ 1/4
- みりん 大さじ1
- 醤油 大さじ1
①材料をよく混ぜて卵焼き器を熱し、油を敷いたら、少しずつ卵液を流し入れ、焼けたら端から巻いていき、空いた場所にまた油を塗り、卵液を流し入れ、少しずつ巻いていく
②全部焼けたらラップを敷いた巻きすに乗せてしっかりと巻き、輪ゴムで止めてしばらく置く
③適当な大きさにカットしていただく
巻きすを使わなくてもできますが、外側に文様ができて形がしっかりしますので、少しの時間でいいので巻いてみてください。
レシピ担当:古民家空間「風楽」店主 風子